今日は、世界占い日なんだって。(・_;)?俺は知らなかったっす。


俺が占い師になって、25年になり、

これ一本で食っているのですが、

依頼してくれる方が、絶えないってのは、ありがたく、奇跡的なことだと思います。


占い師なんてもんは「占ってください\(^o^)/」って言ってくれる方がいないと

食ってはいけん商売っすからね(笑)


俺は15歳の時に

師匠である長谷川翠鳳先生に、「おまえ、あたしの弟子になれ」と言われ

この世界に入ったのですが、

その時は、ごたぶんにもれず、15歳の少年にとって、占いなんぞ興味ないってのが本音でした(^。^)


手を出すなり、師匠は、そういったのですが、

そのときの鑑定は、いまも、逐一覚えています。


俺の師匠は、易や四柱推命の名手で、手相は補助的に使っていたのですが

それでも、どんな占い師よりも、はるかに読める方でした。


俺の手相を見て、手相から

仏眼があって、神秘十字があって、直観線があること。

四柱推命から、

頭がいいこと、五行のバランスがいいこと、

辛口な言葉を吐いても、人間関係を壊すことがないこと


それらを見越して、俺を、自分の跡取りに決めたようですが、

俺が、二代目を名乗るのは、俺が38歳になってからだってことも、

その間に、転職を繰り返して、天職を探しまくることも、

生涯、愛を注ぐ人とは結ばれないことも、予見してました<(_ _)>


長谷川先生は、当時からもう、すごいご高齢で、

俺を見つけて、「よかった。間に合った」と思ったそうです。


最初の半年は、俺に家の掃除ばかりさせていましたが、(^_^;)

その後の1年で、みっちり教えてくれました。

その教え方も、とてもヒドくて、

手相の本を2週間で、一冊覚えろとか、それが50冊はありましたし、

(当然、無理ですが(笑本は、全部読みましたよ)

いま、歩きてきたサラリーマンのおじさんの、くつひもの気持ちになってみろ。とか

青山墓地に、置き去りにされたり、とか

山奥のキャンプ場の森に埋められて、顔だけ出して、一晩過ごすとか

新聞をさかさにして、記事を読むとか

なかなか、ユニークすぎて、よくわからないものばかり(^_^;)


ただ、やっているその時は、意味はわからなかったけど、

その後、占いを勉強していくうちに、

なるほど~と思うことが、しだいに増えていきました。


19歳の時、俺は、世界一周旅行に出かけ

その最中に、先生はお亡くなりになりましたが、

先生の弟子たちには、

「百歩、あのこに、あたしの技を教えておいたから、

なにかあれば、あのこに聞きなさい」と

おっしゃっていたそうで、

今でも、占い師の方から、

「百歩さん。こういうのどうしたらいいですか?」という

相談を受けます。


昨日、ジャッキー・チェーンの『ベスト・キッド』で

「すべてのものが、カンフーに通じている」というセリフがありますが、

占いも、その考え方に乗っかっている。

不思議なことで、不思議なことが起こるのではなく、

日常の、ちょっとしたことから、運を動かす。

その技が、占いにはある。

運がなくて、結婚相手と会えないのではなく、

自分で運を引き寄せる方法を、知らないからだし、

そもそも、そんなことができることも知らない。


ってのが、師匠の教えっす。

ま、そこがわかれば、

仕事に就くとも、金持ちになることも、恋愛することも

「がんばります!」とテキトーに言う依頼者に

「何を?」と聞き返し、

ため息をつく依頼人に、

「こうすりゃいいんだよ」と言えるんです(^。^)


あ、ちなみに、今では、手相も変わり、

直観線と、神秘十字はなくなってしまいました(^_^;)あはは。