市長への手紙⑨(やっぱ高いと思うんですが・・・) | いち江南市民のブログ

いち江南市民のブログ

愛知県江南市で暮らす日々をつづります

 ていねいな回答ありがとうございました。

 江南市中般若に建設予定の新ごみ処理施設の建設業務価格238億7220万円には、不燃・粗大ごみの破砕・選別施設の工事費用も含まれているとのことですが、それでも他と比較して高額という印象はぬぐえません。

 前回、市長への手紙に載せた例も含め、他の複数の既存ごみ処理施設建設費を194t/日処理の規模で換算してみたら、おおよそ

 ストーカ炉 90~100億円

 ガス溶融炉 90~130億円

でした。実施事業費との比較といえども、不燃・粗大ごみ処理施設に30~40億円かかるとしても、ごみ処理施設建設に200億円近い費用をかける事業予定ということで、きわめて高額です。

 今年6月尾張北部環境組合だより10号には、予定価格総額429億220万円としか記されていません。その中身の内訳及び、何故このような予定金額になるのかといった根拠については述べられていません。この金額は、どのような経過、議論を経て出てきたのでしょうか。既号で述べられているかもしれませんが、少なくとも私のまわりの江南市の人たちは、よくわからないと言います。また高いのか安いのかも判断できないと言います。今まで数回質問をしてきた私自身もよくわかりません。

 改めて2市2町の一般市・町民にわかりやすい言葉で説明し、理解を促すとりくみの必要性を強く感じます。国から補助が出るといっても、長きにわたってこの高額のお金を負担していくのは、私たち市・町民です。ならば、市民に理解を促す努力がもっとあってもいいのでは、と思います。例えば、候補となっている処理方式についても名称だけでなく、それぞれの特徴、メリット、デメリットなどを述べれば、市・町民自らが将来排出する可燃ごみに対する理解が深まります。ごみ処理施設予定価格成立の理由が立地条件と人件費と建設資材にあるのなら、それぞれ3要素について丁寧に説明する必要があります。

 よって以上のことから、次号の尾張北部環境組合だよりで、ごみ処理施設予定価格の金額が導き出された根拠とその内訳、及び候補となっている方式の特質をくわしく説明してもらえませんか。1行で「報告」されるには、429億220万円は高額すぎます。そして、この高い買い物をするのは私たち市・町民です。ならば私たちは知る権利があり、組合は説明する義務があるのではないでしょうか。ご検討宜しくお願い致します。