市長への手紙⑧の返事 | いち江南市民のブログ

いち江南市民のブログ

愛知県江南市で暮らす日々をつづります

 市長への手紙をいただき、ありがとうございます。

 平成30年度からの江南市総合計画及び都市マスタープランでは、江南駅付近と布袋駅付近を中心拠点として位置付けており、布袋駅東地区に民間活力を導入して新たな賑わいの拠点の創出を目指す複合公共施設を整備する基本計画を策定しました。以前より検討を進めていた市民からの期待も高い新図書館の整備は、賑わいを作るための集客や魅力を向上させる機能として本施設に組み込み、民間施設や他の公共施設と連携した効率的・効果的な施設整備や子育て支援機能など一層の充実を図ることとしたものです。

 新図書館の整備にあたっては、江南市立図書館の課題とサービスのあり方、新図書館の基本方針・サービス計画などを市民や図書館ボランティア団体の方たちと協議しながら、「市民一人ひとりの暮らしに寄り添い、幸せをかたちにする図書館」を基本理念とする江南市図書館基本計画を平成31年3月に策定しました。現在、本図書館基本計画に基づき、令和5年4月に供給開始できるよう整備しているところです。

 新図書館では、市域全域で誰もが読書できる環境整備として、市内8か所の拠点で予約した本の受け取りや借りた本の返却ができる配本サービスを引き続き実施するとともに、新図書館の開館に合わせて市北部地域へ図書館の分室機能を古北にじいろ会館の図書・学習室に設け、図書館の蔵書を開架して貸し出しができるようにします。

 また、現図書館が休館する令和4年12月より前に、電子図書館を導入し、移転に伴う約4か月間の休館期間にも市民の読書機会の確保をします。電子図書館の導入では、来館・利用が困難な方も含めた利用者全体の読書機会の確保を図ってまいります。

 今後も、図書館基本計画に掲げる基本理念を達成し、市民の皆様に末永く愛される図書館となるよう努めてまいりますので、引き続き図書館をご利用くださいますようお願い致します。

 

 

 返事の内容によると、新図書館が江南市の端に作られるわけ、それは布袋駅周辺に新たな賑わいを作るためだという。

 ここで頭に浮かんだのは、江南駅。あの駅とその周辺、利用者多くて十分賑わっているはずなのに、なんで効率的・効果的対策は計画されないのか。また、賑わいを作るコマがなんで図書館なのか。

 物理的位置もさることながら、新図書館の位置づけが、どうも最初から大きく外れているような気がしてならない。図書館を利用する人と買い物をする人は動機が違う。図書館にふさわしい環境、それは賑わいでなく静寂だ。布袋駅前に図書館を作る発想は、いったいどこから出てきたのか。市民の多数意見か。少数の図書館の意義を理解してない人間が言い出したのではないのか。あくまでトップダウン方式の公共施設建設。図書館は誰のためにあるのだろう。江南市総合計画・マスタープランのあとに策定された江南市図書館基本計画の「市民一人ひとりの暮らしに寄り添い・・・」がむなしく響く。