ドラマ「ブラック・ジャック」終盤でライブの場面があり、「あ」アコースティック・ギターの音色で昔好きだった浅川マキを思いだした。

 

短大生の頃、地元でライブがあり、わたしは会場(郊外の大学だった)を下見してまで当日行ったのだが、7時開演のはずがなぜか彼女は「・・・待たせたわね」と言って8時に現れ、30分ほどで両親が車で迎えに来て、わたしはほとんど見られなかったのである。

 

で、そのあと、上京してから、「行った・・・中央線の阿佐ヶ谷だかどこかでコンサートがあって、確かに全部見てから、歩いて西武線のアパートまで歩いて帰った」。

そのコンサート自体は覚えていないが、上井草付近を夜、歩いて帰った記憶がある。

 

「人間、辛いことばかりを覚えていがちだが、忘れていることもいっぱいあるのだな(感嘆)」。

 

浅川マキは故・寺沢修司のお気に入りであり・・・って、寺沢修司自体、今の若い人たちは知らないか。

 

もしやと思って調べたら、代表曲「夜が明けたら」「かもめ」、そしてわたしの好きな「赤い橋」がちゃんとYoutubeで聴ける。

 

「夜が明けたら」が一番彼女の魅力全開ですので、興味があったら聴いてみてください。

 

しかし、彼女の「赤い橋」、中山ラビの「念仏ぐらし」(これもYoutubeで聴けます)が絵夢の「遠くへ・・・」と並んでお気に入りって、わたしはどういう女子高生だったのだろう。

 

どうも、わたしは昔から「砂漠マニア」「荒野マニア」のところがあり、よく夢見る風景が、枯れ木の立ち並ぶ荒野をぼんやりと進んでいる、という風景なのである。(枯れ木の根元にミイラ化した死体のおまけつき)

 

彼女と並んで、自分と同じ誕生日のジャニス・ジョプリンの「サマータイム」(やはりYoutubeで聴けます)も非常に良い曲です。子守歌なので、"Hush"(泣き止んで)という歌詞が入り、"Hush"と言えば第一次ディープ・パープルの代表曲で、これもYoutubeで動画を見たら「いかにも1970年代ファッション」で・・・と、

 

ああ、きりがない。

 

今夜はこの辺で。