経済産業省が社員・非正規社員を対象に「リスキリング」を推し進めているそうで。
今の仕事は派遣社員なのだが、同じ会社の人が「ここって、キャリアカウンセリングあるからいいんですよね」と言っていたので、「へええ」とHPをのぞき込み、案内されたのが「経済産業省推進無料リスキリング講座」である。
「はい、無料です」
「やります」即答。
タダのものはなんでも貰う主義。
ただ困ったのは、日本語教師講座の教育実習過程がもう始まってしまっているのに、電話カウンセリングを受けてみると「今から1ヶ月以内に24時間講座を修了しなければなりません」ということ。
「GW使ってやります」決死の覚悟。
「動画見ればいいだけですからね！」
「日本語教師」の講座の申し込みの時に同じセリフを聞いたような気が。
そうこうするうち教育実習の日程が決まり、わたしは今月第四週と決まったので、早く終わらせなければ教案が書けない。
25日にリンクが届くとがっぷり四つに取り込み。
通勤時間も見るし、もちろんお昼休みも見る。
朝は5時から見る（不眠なので朝4時半に起きる人）。
これに語学アプリでやっている中国語・韓国語の学習と英語・仏語の復習もやるので、ほとんど倒れる寸前である。
で、終わってみて一番興味深かったのは導入部で、
①「日本は人材は優秀なのに道具を使うのが下手」（お役所もわかっているのだな）
②バッテリー理論：「なぜ100％を目指す？80%でいいじゃないか」。
女性の社会進出が盛んになってきた頃、「もういいよ、と言っているのに『まだ出来上がってないです！』と仕事を渡してくれない。女は使いづらい」と言われていたが、それは社会がそう仕向けてきたからではないかな。
あと、社内の動画で上司が口ひげのイケメンなのに女性社員達がなぜか紺の制服・・・とか、いろいろ突っ込みどころはあったのだが、とにかく視聴。
「SharePointが見つからない～」で1時間経過。諦めて動画を進めると「あ、なければ見るだけでいいですから」。
どたー。それを早く言ってくれ。
あと、PowerAutomateは無料で使えたのはよいのだが、Outlookとは繋がったのだがTeamsと繋がれず、（一番安いHome用クラウドでは限界があるらしい）フロー作成は見ているだけ、とか難点はいくつかあったのだが。
とにかく山を乗り越えると、後半は「問題解決能力」の話。
「これは得意だ」。
しかし、「共感力のスキルアップ」のチャートに疑問。
そんなの、チャートにしなくちゃいけないものなの？
「相手の話を丁寧に聞いてあげる」に尽きるんじゃないの？
「まあ、男性が作ったものなんだろうな・・・」。
お題として「お客様にどのような旅行プランを提案するか」が出たのだが、お客様のプロフィールが「お住まいは東京山手線の真ん中・公務員・年収800万」だったので絶句。
年収800万が山手線の真ん中に住めるわけ・・・まあ、親から受け継いだ家に住んでいるとして。
しかし、「奥様と一緒のご旅行」の提案に「長年会っていない夫の親族を訪ねる」には到底承服できない。
（「あらあたし、夫の親戚に遠路はるばる会いに行きたいです」という奥様がいらっしゃったらお手挙げください）
と、いうか、その前に、
「奥様はどこに行かれたいんでしょうか？」
わたしならまず、そう尋ねると思うんだけどな。
そんなこんなするうちに「Chat GPT導入」やった。
かつてやりかけてやめたChat GPT、ついに導入。
わくわく。
なに、訊こうかな。
「インドネシア料理はどんなものがありますか」。
おおおー、「1．ナシゴレン。作り方と材料は・・・」わかりやすく出てきた。
これならわたしにも作れそう。レシピ、どこかに出ているよね。
次に長年の疑問：「『微分』ってなんですか」。
これもすらすらと答が出てきた。
高校の先生、授業の最初にまずこれを説明して欲しかったです（泣）。
「神はサイコロを振らない」も、「運命は必ずその人の弱点をついてくる」もわかりやすく、きちんと回答。
万能に見えるChat GPTだがやはり欠点はあるらしく、「言われてざらっとした文」を入れてみると、「文法的に違います。これが正しい用法です」。いや、ザラザラ感はそこじゃないんだけどね。
美容師さんだって、「それって言われたら嫌ですよね」と言っていたんですけどね。
かくして受講10日目の昨夜、ようやく受講終了。
「お疲れさまでした」。
Microsoftできちんと自習サイトを用意していることがわかり、「そのうちITパスポートも受験してみよう」。
やれやれこれでやっと教案が、と思ったら、
他の派遣会社から「AI生成受講しませんか？今ならビジネス系SNSプレミアム半年無料」の案内が届いた。
皆でよってたかってわたしを殺す気か（泣）。
お昼寝したら教案作りますからね、教案！