いえ、本のタイトルではありません。

 

お久しぶりです。

「1ヶ月近くも投稿していないから、ここも寂れて草ぼーぼーだろうなあ」と思っていたら、結構ご訪問いただいた方がいらっしゃったそうで。どうもありがとうございます。

 

はい、就職するとやっぱり忙しくなりました。そのあいだ、

①中国語を始めた。毎日5分間のフリーアプリコース。

②ベトナム料理にはまっている。

③派遣会社でいろんな講座が受けられることに気が付いた。高くて諦めていたオンライン英会話(今のより質がいい)の10%ディスカウント。あと、「あっ、リスキリングの講座がある。」

 

あと非常に悩んだのは、ジムで楽しいお友だちができた・・・と思ったら、彼女が自分の友人達にわたしを紹介する際、大声でわたしの年齢やら受けている講座やらを叫びまくって笑いのネタにしたこと。

(若く見えたらしい)

 

仕事は年度末で忙しく、どんどん仕事をしなければならない。

は、いいのだが、「なんだか、だんだん難易度が高くなってくる・・・」。

時給1,100円なのだが。(ラーメン屋さんの店員と変わらない)

おまけに高飛車なお局さまが、「どうしたの?どうやって仕事しているの?誰に言われたの?」とわたしをフリーズさせる。

 

残業もしてあげて、なんだかぼーっとした頭で、「そういや、以前『派遣社員がどうした』って小説書いたっけ・・・」。

 

わたしは小学校の卒業文集に「小説家になりたい」と書いた。

20年以上前、「もう実生活で上っていくことは出来ないな」と思ったとき、「えいやっ」と小説を1本書き上げて、「なむさん」と某小説新人賞に突っ込んだ。ところ、なんと第一次予選(だけ)通過した。

 

以来やみつきになり、次々と投稿したが、なかなか一次が通らない。

ある時、「あ、なんか、こうすればいいのかなあ」と悟りがきて、1本出したら再度一次に通った。

 

そのまま続けていたらモノになったかもしれないが、それから通信大学を始めてしまい、また仕事もアップダウンがあって、卒業してから再び書き始めたのである。

 

ヨロヨロと帰宅後、「えーっと、なんていうタイトルだっけ」。忘れてしまっているので、最新の日付を探して読む。

自分の書いたものだから自分のツボにはまっているのは当然だが、「面白い」。

 

内容は、外資をリストラされて派遣で食いつないでいる50過ぎの女性が出会う、就業先の人間関係と、気晴らしに始めたフランス語講座の人間関係なのだが、就業先については創作だが、フランス語の方はほぼ実話で、俗にいう「習い事でのめんどくさい人間関係」。

 

概してフランス語というのは英語・中国語と違ってお金にならないので、趣味で始めるひとはリッチな人が多いのだが、わたしの場合もそうで、最初は「しょっちゅうお喋りしたり、ディナーしたりで楽しい」と思っていたのだが、頻繁に「パーティー」「飲み会」でそのたび1万円札が飛んでいってしまい、

 

挙げ句の果てに・・・

お友だちだと思っていたのに・・・

楽しかったのに・・・

 

という苦い経験で、今となっては「ああ、あったっけ。そういうこと」。

 

本作ではヒロインはろくに宿題もせずにパーティーに明け暮れ、挙げ句彼女を満座の中で笑いものにした友人にブチきれ・・・る前に逃げられるのだが。

 

で、自分の書いた作品を読み終わったわたしは、

 

「なんだ。嫌なことは嫌だって言っていいんじゃん。」

 

で、翌朝5分早く出社して行動。

派遣元営業さんに電話してもつながらないからショートメール。

 

係長さんに「お話があります」というと、彼、びっくりした様子。

 

「どんどん要求が高度になります。社員並みのことをさせられてます。ウニャムニャ」

「時給1,100円」も忘れずアピールしておく。

「そりゃ、無茶だな~」と彼氏渋面。

あと、お局さまの高飛車についても抗議したのだが、彼女は古株なので彼も何も言えないらしい。

(そういう人っていますよね。どこの職場にでも)

 

派遣営業さんは慌てたらしく、朝のうちに着信があったようなのだが(派遣社員にばっくれらると違約金を払うことになるので一大事である)、マナーモードにしておいたのでお昼休みに電話。

「係長さんと話しました。社員並みのことをさせられてましたウニャムニャ」と簡潔に説明。

「そりゃ、あの時給でそれは無茶ですな。(しつこいが1,100円です!)じゃあ頑張って」。

 

これで一つ片付いた。

 

あとは、

 

友だちの方は意を決して、「ひとの個人情報ややっていることを面白おかしくネタにする人とは付き合えない」と先ほどLINEした。すると、「ごめんなさい。あなたが頑張っているので、自慢したかっただけなの。もう会わないから安心してね。」

 

いや、「友だち」っていうのは、人に自慢するものではないのだが。

 

結局、わたしは「友だち」ではなく、「人に見せびらかしたい珍獣」だったらしい。

 

彼女はこちらに来てようやく出来た友だちだったのだが、仕方がない。

 

わたしの歳では、ある程度人間関係は断捨離して、「面倒な人とは付き合わない」のが大事なのである。

 

と、いうわけで、わたしは「3年前に自分が書いた小説」から多くを得ました。

「これ、どこかの賞に突っ込んでみようかな」。

コロナ前を前提としているので多少古い感じはあるのだが、LINEはもう登場しているし、人の名前とかをアップデートすれば使えそうである。

 

明日は講座最後の試験なので、それが終わればまた読んだ(他人の)本の感想を投稿します。