どうも、
「本読みたくない病」にかかっています。
だけでなく、
ここ数日、食欲もなく、朝からインスタントラーメンやビスケットばかりを口に入れている。
「寒いからだろうか・・・。」
こういう時、映画はただ眺めていればいいから楽である。
「黒澤明はすごい監督」というのは70年代既に社会的に有名だったが、「デルス・ウザーラ」で復活してからは、「なんか、違うよな・・・」と思っていた人が多いのではないか。
えてしてアーティストというのは、若さ故に「その時にしか出せないパワー」というのが奇跡的に出せることが多いのだ。
で、「蜘蛛巣城」。
感想:「なにが面白いのかわかんない」。
原作『マクベス』の「女の股から生れた者に殺されることはない」が「森が動かない限り」になっていたのは、映像ゆえの効果ですごいと思いましたが。
あと、「必殺」以外の山田五十鈴を見たのは初めてだったので(笑)。
「隠し砦の」:これは面白かった。
三悪人、とあるが強いのは三船敏郎ただ一人で、あとの二人の掛け合い漫才みたいな会話を見ているだけで面白い。
お姫様はなぜミニスカート姿なのか?
謎である。
自分を助けたのが実はお姫様だった、と知って動揺する村娘を見て不安になったが、彼女は敢然とお姫様を守るために奮起するので感激。
願わくば、彼女が最後にお姫様のおそばづきに取り立ててられている姿を見たかった。
三船敏郎は「目力」で見せる俳優です。
当分寒いんだな。
春がきたら元気になるかな・・・。