なんだかまた煮詰まってきたので、久しぶりに街へ出た。
4段重ねパンケーキ満喫のあとは商店街をぶらぶら。
デパートに入ったら「手相割引サービス」をやっていたので2千円でみてもらった。
「運命線がはっきり出ていますね。」
「?」
中指の下から手首まで真っ直ぐに線が出ている人がたまにいて、これを「運命線」と言い、これがはっきり出ている人ほど強運なのだが、わたしは若い頃はこれが出ておらず、中年以降やっと掌の真ん中あたりに線が立つようになったのだが、「うーん、これが中指の下まで伸びるといいんですけどね」と言われていたのだ。それがよく見ると、感情線(一番上の太い線)を越して中指の下まで薄く線が出てきている。
「運」というのは、自分の手でつかみ取るものらしい。
「これからいいことがいっぱいありますよ」と言われて機嫌良く2千円払って帰って来た。
標題。
両親・兄ともろうあ者で、唯一口がきけるので家族の通訳としてきたヒロイン。
歌の才能を認められたのだが、父は「お前が家を出て音大に進学したら家族はどうなる?」
そりゃないなあ。
それでは、娘は結婚もできないではないか。
お母さんも反対・・・だと思っていたら理由が少し違っていて、
「音痴で笑われたら・・・心配だわ。」
ろうあなのに「音痴」ということを知っているのがちょっと変な感じがするのだが。
お兄さんも怒っている・・・と思ったら、
「お前は好きなことをしろ!これでも俺はお前の兄貴だぞ!」
ううう、お兄ちゃん、かっこいい。
「学芸会を見に来る」ノリで娘のコンサートにやってきた家族。
「ウチの子が一番可愛いわ♥」
「ところで夕飯、何にする?」
が、娘が歌い出すと、なんだか周囲の様子が変である。
皆大喜びで総立ちになり、拍手をしている。
「え?え?ウチの子って、ひょっとして天才?」
あとはとんとん拍子。
結局はアメリカ人って、「家族大好き」ですからね。
持っている運は腐らせないよう、うまく活用を考えましょう。
とりあえず今は一休み。