2時間あれば、これくらいの本は1冊読めます。
このブログを始めた頃、「これ読みたい」で取り上げた一冊。
自分の会社のお金を何十億とギャンブルにつぎ込んで逮捕された著者の回想録だが、4分の3は芸能人の宮沢りえがこう言っただの、ただの自伝、つまり「自慢話」。肝心のギャンブルの話は少ししか出てこない。
どうしてこれを書いたのだろう?
と、思ったら終盤、「あー、これを言いたかったのかあ」と思わずにやり。
ジャーナリストたちが自分について色々面白おかしく書いたのは別に構わないんだけど、「こいつだけは許せん」の某S氏。
「大王製紙工場から立ち上る煙がもうもうと立ちこめ、」「いや、製紙工場から出るのはただの水蒸気ですから」
「井川氏は身長にコンプレックスがあり、息子には皆『高』の字をつけ、」「いや、親の字を一字子どもにつけるのは当時の習わしですから」(うちのお爺ちゃんもそう)
「井川一族は『東大病』に取り憑かれており、」「いや、弟も親戚も慶応だし、慶應の人は『慶應命』ですから!」(わたしは慶應通信の卒業生なので、これには強く納得)
で、肝心の「どうしてそこまでギャンブルに狂ってしまったのだろう?」に対する回答は、
「強迫神経症的性格」。
「やるからには徹底的にやってしまう性格」だったらしい。わたしはギャンブルには興味がないが(くじ運が悪いので)、性格的にはこの傾向が強いので、「気をつけよう」。
あと、「ストレスがたまっていたのではないかなあ」というのがわたしの感想だった。
「ストレスはこまめに解消して、何事もほどほどに」あと、本書によると、
「10人の味方を作るよりも、1人の敵を作るな」。これは難しそう。
映画も全部見たし、借りた本も全部読んだ。
明日から日本語教師講座の勉強と職探し開始です。