2022年の11月に発売されて2023年1月には既に5版、ということは余程売れているのだろう。

 

この本を「大企業を定年退職して年金で遊んで暮らして偉そうに演説をぶっている男ども」に読ませてやりたい(怒)。

 

バブル崩壊以降、「就職氷河期世代」を始めとして「正社員になれない人たち」、および「なれても生活できない人たち」は貧困から這い上がれないでいるのだ。

 

Edgeを開くたびにポップアップしてくる、あるいは図書館の雑誌でよく見かける「老後はどう過ごすのがお得か」という雑誌はもっぱら「大企業で部長で停年退職、退職金は2千万円、持ち家あり、男性」を対象としているので、独身賃貸暮らしのわたしは馬鹿馬鹿しいので読まない、という話は何度も書いていますが。

 

思えば、バブルの頃から「バブルはいずれ弾けるもの」というのはわかっていたはずで、国が富んでいるあいだ、どうして日本の政治家たちは何も手を打たなかったのだろう?

 

そのツケを、50代以下の若い人たちはずっと払わされ続けているのだ。

 

あと、この本を読みながらツイッターで学んだことがもうひとつ。

 

「いくら育休法とか法律を作ってくれても、箱(保育所)がないと、どうしようもないんだよ」。

同じことを国立大勤務の友人も言っていたな。

「外国人留学生受入れ人数を増やすって決まっても、受入れ体制が何も整っていないんだよ」。

 

ここまで政治が現実社会を見ていない国というのも珍しいのではないでしょうか。

 

「世間で言う三連休」も今日で終わり。

 

明日からわたしの就職戦線も再開です。