勉強を始めた昨年7月以来撮りだめしていた映画をやっと全部見終わりました。
あと1本、今日映画館で見た映画の記事を書いて、普通の読書ブログに戻る予定です。
「ローズメイカー 奇跡の薔薇」:
フランス映画にしては珍しくドタバタ気味でした。
破産寸前の薔薇作り農家にやってきた、職業安定所から紹介された3人のうち、一人前科者の兄ちゃん。
起死回生を狙った犯罪まがいの行為に、「その代わり、正社員にしろよ!」
そう、フランスでも「正社員かどうか」は結構深刻な問題なんですよね。
話は兄ちゃんが実は天才的な嗅覚の持ち主であることで急展開。
ついでに兄ちゃん、超内気な(「フランス人にも『内気な子』っているのね」、と妙な感心をしてしまいました)女の子と恋に落ちる。
ここでうんちく。
フランス語で「私は鼻です」という言い方があり、これは実は「私は香水の調香師です」という意味なんです。
「おもいでの夏」:
アメリカが第二次大戦やっていた頃の、15歳の頭がエッチのことでいっぱいのお馬鹿男子3人組。
だったのが、
いきなりシリアスな終わり方をする。
こんな形で、憧れの彼女と初体験をすることになろうとは・・・。
「その日、私は子どもだった私をなくした」。
避妊具買いに行った先の薬局のおじさんの対応が面白かった。
ウブな少年は「避妊具がほしい」となかなか言い出せない。
やっと2個売ってもらって、後ろ姿を見送るおじさんが苦虫をかみつぶした顔だったのがクスリと破顔するのを見て、
「あっおじさん!ひょっとして、最初から知っていたのねー!(というか、身に覚えがあるのね!)」
「ステラ」:
いい話だし、評価も高いのだが、見終わって「なんだかなー」。
女手ひとつで大事に育てた娘が「自分と一緒ではいい未来が開けない→父親の再婚相手に託した方がいい」と手放した母親が雨に濡れながら結婚式の娘を見て涙にくれるのですが。
いや、この再婚相手がいい人で、女二人で娘の将来を相談し合う場面は良かったのですが。
これって、「娘の幸せは上流階級の青年との結婚」ってこと?
そこのところがちょっとすっきりしませんでした。