あけましておめでとうございます。

 

昨夜は9時間睡眠ののち、おせちを食べて二度寝、その後爽やかに?新年親子喧嘩、近所の神社にお参り、さてそのあと、「笑点」と「格付けチェック」を楽しみましょ・・・というところで、まさか元日の元日にあのようなことになるとは、誰が想像できたでしょう。

 

日本海側の住民の皆さん、大丈夫ですかーっ!!(叫ぶ)

 

夜8時頃までわたしもテレビに釘付けになっていたが、ちょっとお風呂に入っているあいだに民放は皆バラエティに立ち戻っていたので、「まあ、『人の不幸』なんだろうな・・・」。

 

今朝見た夢が初夢となるはずだが、

 

長年勤めた社員時代の会社を去る時、散々わたしをこきつかった経営者はねぎらいの一言もない。(*実際、お疲れ様の一言もなかった。)他の皆も荷物をまとめるわたしには知らんぷりで、忘年会だかなんだかのパーティーへと急ぐ。(*注:実際は、全員で集まってくれて「お疲れ様」と拍手してくれた。)

 

「おのれ、積年の恨みを晴らさんでおくものか!」

魔女?に密かに頼んでおいた毒を盛り、「毒殺してやる!」唇を真っ青にして苦しむ経営者。

 

なんでこんな初夢・・・

「映画行こう、映画。」

 

9時に出れば間に合う、ということで朝ご飯を終えると速攻ウェブ予約。

 

50人満席の中、観客は8人しかいない。奇妙な連帯感。

 

フランス映画です。原題は「リセアン(高校生)」。

この頃って、「自分のアイデンティティがまだ確立できていない」時期で、「若さとエネルギーを持て余して、何をどうしたらいいのかわからない」んですよね。

 

そこへ父親の事故死。

主人公は自分がゲイであることを自覚しているので、「父親になんかのコンプレックスを持っていたのかな・・・」と思われる言動が示唆される。父親を失ったのが苦しいのか、自分がゲイであることが苦しいのか、愛する人ができたのが苦しいのかがわからない。

 

最後、すべてを乗り越えた息子を見て、母親(ジュリエット・ビノシュです)が幸福そうに正面を向いて、「初めてあなたを恨まないで済んだわ」と亡くなった夫に語りかけるのを見て、「ああ、これは息子の話ではなく、息子が彼女の苦しみを代現していたのだな」と思った。(もしかしたら、息子は最初からいなかったのかもしれない。)

 

主人公を演じた若い俳優の、ぷっくりとした唇が印象的でした。

やっぱり映画館でスクリーンで見る映画は、細かいところに気が届くので味わい深い。

 

今年も波瀾万丈の年となりそうですが、「やったるでー!!」