最近は「この作家さんは読んだことないなあ」という本を借りるようにしています。

 

感想の前に、ちょっとより道。

 

先週、「異文化接触について」の講義を受けて興味深かったのが、

「カルチャーショックよりも『リエントリーショック』の方が数倍きつい。」

人は外国へ行くと「え?ここじゃそうなの?」とカルチャーショックを受けるが、やがて慣れてしまう。

しかし帰国すると「え?」と再度驚く。この、帰国後のショックの方が数倍きついそうで。

 

お隣にいた上品な総白髪の女性が、「外国に20年暮らしていたら、帰国後のショックが5年ぐらい続いた」。

ということは、私はウン十年他県にいたから、えーと。。

 

もひとつ。

 

「謙譲語」というのは日本だけらしく、なぜというに「ウチと外の隔て」というのが日本にしかないそうで。

そこで質問。

「新・巨人の星」(古いなあ)で明子お姉さんが結婚した夫の花形が断りもなく社長を辞めて野球に戻ってしまったのをお父さん(一徹さん)に「花形はあんまりじゃありませんか」と愚痴っていたのを思い出して、そういえば昭和の40年ぐらいまでは夫のことをそういう呼び方をする奥さんがよくいたなあ、と思いだし、先生に「この場合はどうなるんですか?」と尋ねたところ、「それは自分の夫を『ウチ』として下げているからです。」

 

そうか。私は「夫を名字で呼ぶなんてよそよそしい」と思って「外」の方かと思っていたのだが。

 

ついでにもうひとつ質問。

「友達に自分の職場を『A社では、A社では』と呼び続け、転職すると今度は『B社は、B社では』と言い続け、今度お役所に入ると『C役所は』と言って絶対に『ウチの会社』と言わない人がいて不思議なんですが、その場合、彼女の中で職場との関係はどうなっているんですか?」と尋ねると、

 

先生ニヤリと笑って一言。

 

「それは、『ただの自慢』です!」

 

えーっ!!!

 

目から鱗がボロボロと10対ぐらい落ちた。

 

「?どうして自分の会社を固有名詞で呼ぶの?」と長年不思議だったのだが・・・。

そう言えば、「A会社が」と言うたび、いつもすごく嬉しそうだったが、わたしは「自慢されていた」のか・・・。

 

で、(無理矢理こじつけっぽいけど)標題も、「目から鱗」の話です。

 

「30にもなって彼みたいな男性は絶対手放せないし、彼は優しいし、今だってオーディション受けているんだもん!」と危ない橋を渡りながらウン100万を貢ぎ続けるヒロイン。

 

こら、それはただの「ヒモ」なのだが。

 

ある日出会った人に、「あなた、貧乏神がついてますよ!」と言われ、・・・

 

彼氏=貧乏神?そんな訳ないじゃん!と必死に心の中で抵抗するのだが。

 

目から鱗がぽろぽろと落ちていくうち、よく見ると本当に彼は・・・。

 

ちょっと不思議なエンディングでした。

 

さて、友達に長年「自慢されていた」と悟ったわたしは、今後どうするべきなのでしょう。

とりあえず、来週からまたアルバイトなので、今は勉強に集中しています。