この前から「最後は認知症になりたい」夢?をもつようになったわたしである。

この歳になると朝目覚めて、「あんなこともあった、こんなこともあった」と、なかなか思い出がうるさい?のである。

 

「思い出が増えていく」のって、結構重荷なのである。

最後はなにもわからなくなって死にたい。

 

「周囲に迷惑じゃん?」と怒られそうだが、昨年ウン百万を払ってしっかり介護保険にも入っているし、独身で子供もいないので、最後に面倒をみてくれる(と思う)親戚だか公共団体だかのために、死亡保険にもしっかり入っているのである。

(よく「子供には何も残すな」と言うが、そりゃ身内だからである。赤の他人に面倒を見させるなら、お金はしっかり残さなければ。)

 

相変わらず毎日勉強ばかりして、声や文字と向き合っているので、たまに映画を見ると新鮮である。

 

標題は、「深い海に魅せられた男たちの物語」・・・で、夢のように美しい映像と物語が綴られていくのだが、

 

最後、「魅せられた」男は「取り憑かれた」ようになり、「あなたの子供を妊娠したのよ!」と泣き叫ぶ美しい恋人を残して暗く、深い海の底へと潜っていく。

 

悲しい話だが、こういう人生もいいのかもしれません。