コロナの後、あちこち体調が悪く、「蕁麻疹」を出した時に塗り薬を塗った時、薬局で「後でよく手を洗って下さいね」と言われていたのに洗わなかったら、掌の皮がポロポロと剥けてきた。

 

同時に、今月ほとんど出歩かなかったら、右足(なぜか右だけ)の足裏の皮がむけてきた。

仕事中、ヒールを履いていた部分がどんどん剥けてきて、赤ちゃんみたいなつるつるの肌が出てきている。

 

「脱皮しているワタシ」。

 

相変わらず勉強漬けの毎日だが、(プラスポチポチと仕事に応募)だんだん煮詰まってきたし、体力が回復してきたのでジムに通い出した。

それと、「本って便利だなあ。」読んだだけで気分転換になるのである。

 

本書は予約して読んだのだが、少し前に新聞でも再度取り上げられており、とても楽しみにしていたのだが、冒頭、ちょっと失望した。

「また、『持ち家あり、奥さんパート、子供独立済み』の男の人の話なの?」

 

今年、本格的に持ち家購入を検討してみてわかったのだが、

 

「持ち家がある=家についての費用がかからない」とは限らないんだよね。

マンションだって管理費も修繕積立金もかかるし、年数が経つと、どんどん上がっていくし。

一軒家も修理が必要だし。

 

その点、賃貸は楽で、以前の東京のマンションなんか、「お風呂がよく見たら20年前のものです」と不動産屋さんに言ったら大家さんが最新式の「お風呂が沸きました」を知らせるものにしてくれたし、「お風呂場の壁にヒビが入っている」と言ったら全部上から貼ってくれたのだ。感激。

 

まあ、それはそれとして置いておいて。

 

読んでいくうちにどんどん面白くなり、「うん、うん」と頷くところが大きかった。

 

特に面白かったのは、会社員から「包丁研ぎ」になった男性の話。

 

曰く、「人生100年時代だからと言って、お金のために働かなくてはならないというのは間違っている。現役時代のしがらみとか、責任とか、人間関係とかから離れて、毎日を幸せに過ごせる『小さな仕事』で社会を作っていくべきだ。」

共感。

 

驚くべき事は、60代、70代と年を取るにつれて、「幸福度」が上がっていっているそうで。

 

私の先月までのバイト先は、「人間関係よくてとてもいい職場♪」だと思ったらブラック企業化してしまったので、友人に「もう、魂削ってまで働きたくないよ」と言ったら、「わかる!」と強く言われた。

彼女も今年いっぱいで退職するそうです。仕事は大好きなのだが、年を取ったお母さんが家にいてほしがるし、職場は足の引っ張り合いで人間関係最悪なのだそうである。

 

私も最近、「500枚印刷して、誤字があるからやり直し!」とか、「あっちもこっちも問題だらけなのに、みんな知らんぷり・・・」という夢をよく見るようになった。

「辛かったんだなあ。」

 

働くのは好きです。

でも、自分が幸せになるために働きたいものです。