コロナ疲れから回復したと思ったら謎の「首の筋違え」に困り、それが治ったら謎の蕁麻疹が両腕に発生した。
おまけに先月から一念発起して「日本語教師養成オンライン講座」を始めたら、これが結構ハードで今は一日中机に張り付いている。
よって、涼しくなるまでは仕事をせずに部屋で勉強に専念することに決定。
Wi-fiは時々固まるので、光に変えることも決定。
こういう時でも息抜きに本は必要である。
標題は全然知らない作者さんだったが、タイトルに惹かれてふらりと借りて読んだ。
まさに、「この世のものでない人たち」との純愛短編集。
わたしが一番好きなのは『いとしいくねくね』。
ネットのレビューを見ても、やはり「これが一番好き」という人が多い。
「くねくね」というものがいて、それを見た者は恐怖で死んでしまう・・・
のだが、なぜか主人公はくねくね(女性の姿をしていた)と恋に落ちる。
しかし大人になり、結婚した主人公は奇妙なことに気がつく。
自分に邪魔な人たちが次々と死んでいくのだ。そういえば。
妻を亡くしたくない主人公は、「くねくね」に別れを告げる。
しかし、家に帰ると妻がいない。
「遅かったのか!」
だが、残されていた懐かしいスケッチブックをめくると・・・
そうだったのか。
とても切ない話でした。