コロナは幸いたいしたことがなく、元気に復職ーした途端、2日でばたりと倒れて動けなくなり、2日の病欠。土日は休み、というっことで、残っているのは最終出勤日の月曜日(笑)。

 

3日「ふにゃ」とだらけていたら、ようやく本を読む元気が出てきた。

 

40歳、売れっ子シナリオライターが「わが子が自分より父親になついている」ショックで、わが子を殺しかけてしまう。

その途端、時間が6年巻き戻り、

 

「今度こそ、私、『いい母親』になるわ!」

 

「いい母親」って何だろう?

 

せっかく育児に協力的な夫の反対を押し切って仕事を辞めてしまい、息子を保育園から無理矢理退園させ、怪しげな健康サークルのママ友のグループに入り、しかも気がついたら仕事を辞めたため「あっ、もうお金がない・・・」

 

「いい母親」ってなんだろう?

そこで、意識はヒロインの子供時代に遡る。

 

最後はちゃんと時間は元に戻り、夫も子供も自分を心配していて、「よかっった」。

 

私は子育てしたことがないのだけれど、「母親はすべていい母親でなくてはならない」なんて、誰が決めたのでしょうね?

 

母親は母親でいてくれるだけで充分なのに。

 

「おかあさーん・・・」

読みながらちょっとセンチメンタルになって母の遺影に「もう一度会いたいよぉ」と泣いてしまった私なのでした。