最近は4時間しか寝ていない。

11時に寝付いて、3時に起きるパターン。

当然午後は眠くて仕方がない。

 

オンライン英語もプライベートレッスンも続いており、それなりに面白いのだが、

やっぱり本を読まなくちゃあ・・・という訳で、どこどこ借りてきた。

 

標題の作者は『三千円の使いかた』『財布は踊る』でご紹介済みですが、そのどちらとも違って、なんだかとても悲しい話でした。

 

「できちゃった結婚」をして、お義母さんとうまくいかず、挙げ句に旦那に浮気されて、知り合いのつてで「寄り添い屋」をやっているヒロインがいろいろなところでご飯を食べてその日を締めくくる話である。

 

従って、最後の「くーっ、うまい(感嘆)」よりも、その日の仕事の話がメインになる。

 

母と祖母の介護に疲れて、誰かに一緒にいてもらいたかった人。

ただの、「俺ってリッチだから結婚したい女がゴマンと寄ってくるんだよね」自慢をしたいだけの男。

(当然ヒロインは女性なので、仕事だということを忘れて「それってあんたの勘違いじゃん」と、つい突っ込んで怒らせてしまう。)

 

ヒロインの最大の泣き所は「娘を夫に託してしまった」ことで、経済的な事情でその方が娘によかれと思っての判断だったのだが、これは辛い。

「どうして日本って、『子供は母親のもの』なんだ?」

とイギリス人が不思議がっていたが、これはもう、「だってそうなんんだもん」としかいいようがない。

 

成長していく娘を毎日見ることができない。

しかも元夫は再婚するという。

娘は他の誰かを「ママ」と呼ぶことになるのだ。

 

このエピソードの、最後の娘とのやり取りが私は一番好き。

せっかくの唐揚げを「なんか違う」と冷たく拒絶する娘に、

「何が違うのだろう?」

と考えて、

「あ。」

 

ひょっとして、昔お弁当に作ってあげた、あの味?

 

母も辛いのだろうが、娘もそれなりに辛いのだ。

かすかに見える親子の絆が切ない。

 

「生きていくって、何の罰なのだろう」と前に書いたが。

 

辛い人生だからこそ、今日も一杯の「ランチ酒」。

 

今朝も3時起きだったので、まだ眠いな。

オンライン英会話まで二度寝することしましょう。