「早朝オンライン英会話」では「英会話を教わる」はずが、なぜか「鬼滅大好き」フィリピン人に最終決戦の成り行きを説明し続けている。
標題、ストーリーは知っていたけれど、たいして期待していなかった映画でしたが、大変に良かった!
何度も生まれ変わっては大好きな元・飼い主(モノローグで自分のことを「人生」ではなく「犬生」と言っているのは、翻訳者さんのウィットかな?)に出会う一匹の犬の物語である。
最後、「あれっもう終わり??」と思うくらい面白かった。
犬的?には最初の飼い主がベストなのだろうけれど、私は二番目の飼い主さんが好き。
警察犬として生まれ変わるので、最後は溺れそうになった人質は救うわ、犯人に撃たれそうになった飼い主を救うわで大活躍するのだが、代わりに自分が撃たれてしまう。
「来てくれ、犬が撃たれた・・・(自分のために・・・)」
電話する警官が切ない。
やっと元飼い主に巡り会うと、輝かしい前途溢れる少年だったはずの彼は寂しく独身の初老の男性となっている。
でも、
なんとかして、彼にまた飼ってもらって、
なんとかして、(どうにかして別れてしまった)元カノと再会させて結婚させて、
あとは、
どうにかして、「自分だよ!」とわかってほしい!!
かくして、彼は昔のおもちゃを引っ張りだし、彼にしか出来ない芸当をやってみせる。
「・・・ボス?」
ワン!
「・・・ベイリー?」
ワン!
「ベイリー?お前なのか?」
ワン!!
ああ、良かった!
彼は飼い主に出会うだけではなく、彼の人生までも救ってしまう。
私はペットを飼ったことはないのだけれど、飼い主にとってペットはもう「家族」なのだろう。
昔、4畳半風呂なしアパートに住んでいた時のことを思い出した。
雪の日、銭湯から帰ってくると階段のところに白い猫がちょこんと座っている。
「あ、可愛い」
と思った途端、飛びつくように私の後を追ってきた。
慌ててドアを閉める私。
「ごめん、うち猫飼えないのよ」。
30分ぐらいして、「もう行ったかな?」とドアを開けると、なんと雪の中、正座して私を待っていたのだ。
慌ててまたドアを閉めると、「にゃー」という切ない鳴き声がドアの向こうから聞こえた。
「ごめん、本当にごめん・・・。」
あの白い子猫は、その後誰か親切な人に拾われたのだろうか・・・。
久しぶりにいい映画を見たな。
こういう、「誰も傷つかない、ハッピーな映画」は大好きです。
明日はまた、仕事だな・・・。
*「黒にんにく」を毎日食べ始めました。