旅行記は「ふんふんふん」と言う調子で読めるのだが大して事件も波もなく、

 

「あれっそういえば、どこまで読んだんだっけ?」

 

気がつくと同じところを読んでいる。

 

文章はきれいなのだが、印象に残っているところはない。ただ、

「くそー。やたら美味しそうなもの食べているなー(嘆息)。」

 

昔知人が旅行記ブログをやっており、付き合いで読んでいたが、長々とやたらうんちくが並んでおり、さっぱり面白くなかった。しかし、ざっと読んで、時々、「えーと、あそこが笑えたです」とかコメントを送っていた。

 

で、月日は流れ。

 

タイトルを思い出したので、ふとスマホで検索するとまだ残っており、これがスマホで読むと結構面白いのである。

 

だがしかし、書いた本人もきっと書いたことを忘れてしまっているようだし、その後結婚して引っ越しして、連絡先もなくなってしまった。

 

「南仏プロバンスの」:きっと若くて仕事に大変な時、これを読んだらうっとりと「いいなあ、退職したらこんな暮らしがしたいな」と夢心地になったんだろうな。

 

ところでこれは4週間過ぎてもまだ読了できず、一度図書館に「返却してまた借りたいです」と申し出たのだが、プールの帰りで少し表紙が濡れてしまっており、

 

「濡れてますけど・・・?」

と怪訝に中身を点検され、

 

いや、それ、借りた時からそんなボロボロの状態でしたから!

 

「図書館の資料は公共のものですからね」とご注意され、以来本を持ち歩く時はビニール袋を持参することとした。

 

明日こそ返却できるかな?