原作は数年前に一度読んで「いいなあ」と思ったのだが、既にブックオフに出しており、細部は覚えていない。

 

超ブラック企業に就職し、ふらふらと駅のホームで線路に落ちそうになったのを抱きとめた男が、

 

「いやあお前!懐かしいなあ!」

「だ、誰?」

「山本やで、忘れたのか?飲みにいこ!」

 

という訳で無理矢理居酒屋に連れて行かれ、友だちにこっそり

「山本って奴、学校にいたっけ?」

と電話すると、

「転校していった、あの山本じゃないの?」

「あ、なーんだ!そうか!」

という訳で、急速に仲良くなる二人。

 

死にそうに追い詰められていた彼は、だんだん明るくなっていく。

 

だがしかし、友だちから

「あの山本なあ、今アメリカにいるぞ!」

 

え?え?

じゃ、今一緒に飲んでいる、この山本は誰?

 

というところから話が進みます。

 

超明るい山本君には実はくらーい過去があり、ふらふらと死にそうになった彼を放ってはおけず、

 

「死なれる方はたまったもんじゃないんだぞ!!」

 

最後、明るく彼は山本君に

「じゃ、ちょっと今から仕事辞めてくるわ!」

 

そうそう、辞めちまえ、そんなブラック企業!!

 

しかし、こんな爽やかな辞め方だったかな?

原作ではもっと啖呵を切っていた気がするのだが。

 

始業して10日。

スタッフは皆慣れてきてたるんできたらしく、お喋りしたり、寝ていたり。

 

夕方、

「勝手にトイレに行かないで!ネット検索しないで!」

のお怒りメールがオフィスを飛び回ったのでした。

 

あぁ、働くって本当に難しい(笑)。