おはようございます。
5月から仕事で大きなプロジェクトに挑んでいる、いいね👍ほん康です♪
#毎日が挑戦です
さて。
今朝は『プロジェクトにおける役割』というテーマでメモしておきます。桃太郎を例に、プロジェクトにおいて、どんな役割があるかを考える。といった内容です。
▼今朝の一冊
『全脳思考/神田昌典』
▼本の抜粋
P329〜
「チームダイナミックスにおける桃太郎理論」
プロジェクトが進行する過程で、チームメンバーの行動を細かく観察すると、特徴的な4つの役割が生じていることに気づく。
その役割を理解するために、昔話の桃太郎になぞらえるとわかりやすい。
プロジェクトが進行する過程で、チームメンバーに宿る役割は、桃太郎に登場する桃太郎、犬、猿、キジの4つのキャラクターの特徴をそのまま表している。
桃太郎に登場する4つのキャラクターのビジネスにおける意味を明らかにしながら紹介しよう。
桃太郎は、鬼が島に鬼を退治にしに行くことを決意し、旗を掲げる。ビジネスに置き換えてみると、桃太郎は長期的なビジョンを持ったリーダーである。世の中を変革する企業家の象徴とも言える。
犬は実務家の象徴だ。目標実現するために現実的なプランを策定し、実行していく能力にたけている。桃太郎だけだと旗を掲げるだけで終わってしまうのだが、そこに犬が加わると夢の実現のために今何をやればいいのかを明確にし始める。企業で言えば、リーダーの右腕的存在だ。
次に現れるのが猿である。猿は知恵に秀でていて、企業における管理者を象徴する実務家である。犬が建てた計画に穴はないか、もっと規則正しく効率よくできる方法はないかと考える。繰り返し起こる出来事については、システム化しようと勢力を傾ける。会社の中では、経理やシステム担当者がこの位置づけである。
最後に現れるのがキジである。キジは、いわゆる政治家タイプ。プロジェクトの進行を長期的な視野から効率化することができる。
チームメンバーが対立する前に、それぞれの立場を立てて、うまくまとめあげたり、根回しをしたりすることに秀でている。
この役割を一般の企業の部署で考えるのは難しいが、あえて言うなら、人事総務といったところだろう。
個別の社員で言えば、キジの役割を果たしているのが宴会要員である。実務能力も管理能力も低いが、宴会になると一躍活躍する。
会議ではあまり発言することがないが、誰よりも周りの人物、そして人間関係を観察している。
最近ではどこの企業でも宴会要員がいなくなりつつある。そこでどんな人物が現実的にキジの役割を担っているかと言うと、最も組織に敏感で周囲に気遣いができる社員である。
キジは必要以上にミスを繰り返したり、また精神面身体面で病気になったりする。そのようなネガティブな行動によって、プロジェクト全体の進行をスローダウンさせ、空中分解を避けることを無意識に行っている。
▼桃太郎理論
とっても面白い、考えさせられる理論だと感じました。自分はどの役割に当たるか考えてみましたが、状況によって、いずれにも当てはまるような気がしました。使い分けているような印象です。
中でも印象的な役割だったのはキジです。空気を読んで、チームが空中分解しないようにする役割。自らが病気になったらすることで、空中分解しそうなチームをスローダウンさせる。たしかに、思い当たるシーンがあります。あの人が体を壊したのは、チームを壊さないためだったのかと考えさせられました。
これからの時代、ひとりでやれることは限られています。チームとして何ができるか、チームの力を最大限発揮するにはどうすればよいか。
そんなヒントをたくさん得られる一冊でした。
ともにがんばりましょー!
最後まで読んでいただき
ありがとうございました(^^)
▼今朝の一冊