『これからの会社員の教科書/田端信太郎』
「風邪を引いたら、欠勤してもいいんですか?」
こんな質問をされたら、ぼくはこう答えます。
もしきみが、
「人並のサラリーマンになればいい」
と思っているのであれば、
「人間、風邪を引くときもあるし、無理に会社に来て風邪の菌をまき散らすのも迷惑だから休みなさい」というあたりまえのアドバイスをします。
しかし、プロとしての高みを目指したいのであれば、「風邪だろうが、雨が降ろうが槍が降ろうが、来ないといけない場面もあるぞ」と答えます。
プロになるのであれば、欠勤の「理由」など、どうでもいい話です。
電車の遅延だろうが自然災害だろうが、きみは悪くない。
悪くはないけど、本当にプロとして生きていきたいなら、そんな理由ごときで欠勤してはいけません。
とにかく、血を吐いてでも、這ってでも仕事の現場に行くべきタイミングがあります。
突き詰めると「ここ一番で勝負できるのか」
そういう問題なのです。
結局、「きみが何を優先するか」が問われているのです。
いまどき「風邪を引いてでも出勤しろ」とツイッターで言えば、それこそ炎上します。
だから厳しい本音、不都合な真実は表では言いづらい風潮があります。
しかし、組織で出世し、上に行けば行くほど「風邪引きました」などとは言えない場面が増えてきます。
それが現実なのです。
会社では、上司からしたらいちばん頼りになるのは「会社に来る人」です。
もう少しイヤな言い方をすると「逃げない人」です。
「無事これ名馬」という言葉もあるように、仕事のパフォーマンス以前に「穴をあけない」ことはマスト。
大学入試でいうと試験会場に来ないみたいなもの。その時点で不戦敗なのです。
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「風邪をひいて、休もうかな」って
思ったときに、自分に自分が試されてるってことですね。
大切なのは、
・何を「ここ一番」か見極める力
・それを最優先させる行動力
本当に、自分にとって大切なことだったら、
最優先させるはず。
口だけじゃなく、行動で示す。
例えば、
大切な人との会議があったとすると、
15分前に席につく。
休日出勤で、「何時に来てもいいよ」って言われたら、きっちり始業時間に行く。
などなど。
それを、自分が大切だと、勝負どころだと思ってるなら、最優先させる。
とても良い気付きをもらいました。
読書って、ほんと面白いですね♪