フリーランスの派遣挑戦記 | 翻訳なんて...

フリーランスの派遣挑戦記

派遣社員。自分には無縁の四文字熟語と思っていたが、昨年4月から通訳ガイド業を派遣で開始。そして翻訳でも (1) ベーシックインカムを確保したい (2) 武者修行になりそう (3) なんか面白そう、ということで、とりあえずどんな仕事があるのか調べてみた。

大手町 金融英日  9:00~17:00 週5 @2,000 
いやいや週5って・・・
「同一労働同一賃金」って誰が言い出したんでしょう?同一である必要はまったくない。正社員というのは時間的にも業務的にも(そして精神的にも?)束縛度が高く自由が利かないわけだから、そのぶん時間当たりの賃金は高くて当然。その代わりだ。派遣に正社員みたいな働き方を強要しないでほしい。正社員になりたくてもなれない人がいる一方、能力はあっても週5で働きたくない、9時5時では働けない、っていう人もたくさんいるわけで。なぜ、それを活用しようとしない?勤務条件を緩めたほうが人材を見つけやすいはずだ。正社員の味方なのか派遣の味方なのか、どっちなのかと思われるかもしれないが、どっちの味方でもない。率直にそう思うだけだ。

三鷹 メーカー日英 10:00~17:00 週2 @1,800
うん、週2は悪くないね。ただ、お給料がもう一声かなあ。あと三鷹っていうのがちょっと...自宅周辺と雰囲気大して変わらないもんで。時間も短めがいいな。

紀尾井坂 投資顧問会社日英 10:00~15:00 週3 @2,300
いいじゃない。投資顧問というのも武者修行にはいい。オフィスも良さそう。

さっそく、この案件の紹介元である大手派遣会社に登録してみた。派遣会社に行く必要は特にないようだ。すると2日後に電話がかかってきて勤務条件の確認を求められる。その翌日には営業担当から電話があり、会社訪問日が決まったら再度連絡するのこと。派遣先による面接は建前上禁止されているが、「下見」という名目でしているらしい。

なんだ楽勝じゃん!派遣会社の人と一度も会ってないし、翻訳力もチェックされてないのに。学歴や資格などフリーランスとしては何の役にも立たないが、こういう所では強みになるようだ。

ところが翌日「なかったことに」という電話が。。。え、なにが原因?まだ会ってもいないのに。ひょっとして...このブログ?それとも年齢?ちょっと納得できず聞いてみると「ほかの派遣会社も絡んでいて、既にそこの人に決まっていた」そうだ。

振り出しに戻る。数日後、さらに好条件の案件を発見。今度は違う派遣会社で、通訳学校の関連会社だった。まずトライアルを受けろと言われ、提出。そして出頭を命じられる。訪問すると、そこでもテストを受けさせられる。

同じ派遣会社でも手続きがまるで違う。こっちはいろいろ求められて面倒だ。ただ、こちらの翻訳力をしっかり把握しようという意図が見え(ちょっと自慢:「今年(2018年)の受験者で最優秀」というご評価をいただきました)、対応もご丁寧で好感が持てた。「派遣でやるなら今後ここにお願いしよう」と思ったね。

結局、希望の会社へご紹介いただき、1月から週3時短で就業。ベイエリアを見渡す海辺のビルの自分史上最上階で働いている。これがねえ...なかなか楽しいんだ。詳しい様子はまた今度。