さて、この辺でこむら返りの原因にもなる筋紡錘の話をしよう! | 成城学園前・喜多見・狛江 肩こり、腰痛、筋膜のバランスを整える柿沼指圧整体院

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筋膜のバランスを整えて
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筋膜リリースセラピストの柿沼秀樹です。



あなたは「こむら返り」になったことがありますか?


そうです。寝ている間に急にふくらはぎが激痛に見舞われるアレです。


「足がつる」ってやつです。


その原因にはいろいろあって、水分不足だったり、ミネラル不足だったり、冷えだったりするのですが、その中に「筋紡錘(きんぼうすい)」というのがあります。


ええ、「筋紡錘(きんぼうすい)」です。


聞いたことがないですって?


当然です。こんなの医療に携わっていないと知らないです(笑)。


しかも、携わっていてもちゃんと説明できるくらい腑に落ちている人は少ない。


そんな一般の人には馴染みのない筋紡錘(きんぼうすい)のことを何で書こうとしているのか?



それはですね、僕が書きたいからです(ドーン!)


僕、6月にイタリアに筋膜マニピュレーションの認定セラピスト試験を受けにいくんですね。


その試験に筋膜の生理学的な知識が必要なので、いま猛勉強中なのです。


で、とっても大事なんですよ。


筋膜と筋紡錘(きんぼうすい)の関係が。


そんな訳でこれから書くことは、100%自己満足のためです(はい、開き直り)。


だから、「面白そー!」と思わない方は読まないでくださいね。


どこかに落ちがある訳ではありませんから




それでは、参りましょう!



先ずは訂正から。


上の図に「睡内筋線維(すいないきんせんい)」とありますが、正しくは「錘内筋線維」です。



筋紡錘(きんぼうすい)は、図の中央でらせん状にひもがからまっている様な組織です。



筋紡錘(muscle spindle)の役割をひと言で表すと、筋肉のモニター(センサー)。


専門的な言い方をすると、固有受容器(こゆうじゅようき)。


英語では、proprioceptorです。





急に筋肉が引っ張られると、筋肉は反射的に収縮するようにプログラムされています。


これを生理学では「伸張反射(しんちょうはんしゃ)」と呼びます。


「伸張反射」によって、筋線維が切れたりしないように調節しているのです。


筋紡錘は「伸張反射」において、とても重要な役割を担っています。




上の図で説明しましょう。


中央のらせん状に線維が巻き付いたヤツが筋紡錘でしたね。


ちょっと膨らんだ感じのところが正に筋紡錘。


これが引っ張られると、らせん状にからまっている神経線維(Ia)から脊髄へ「筋肉が引っ張られているよー!」という信号が送られます。


あまり引っ張られすぎると筋線維が切れちゃうので、脊髄からはα(アルファ)運動ニューロンを介して「筋肉を収縮させろ!」という指示がでます。


それによって筋肉が縮むので、筋線維の損傷を防ぐことができます。



ここまでが前置きです。


これから本題に入ります。OK?


筋肉が引っ張られる → 筋紡錘が引っ張られる → 筋肉が縮む


これはご理解いただけましたか?




筋肉が引っ張られる(伸展する)と筋膜も引っ張られます。


まずは筋外膜(epimysium)が伸展されて、続いて筋外膜と繋がっている筋周膜(perimysium)も伸展されます。


あ、筋外膜とか筋周膜とか言われても分からないですよね。


それでは、こちらの図をご覧ください。





これで分かりやすくなりましたか?


一本一本の筋線維を包んでいるのが筋内膜(endomysium)、ある程度まとまった筋線維を束ねているのが筋周膜、一つの筋肉を覆っているのが筋外膜です。


話題の筋紡錘があるのは筋周膜の中。


そうなんです、筋紡錘は筋膜の中にあるのです。



筋肉が引っ張られる → 筋外膜が引っ張られる → 筋周膜が引っ張られる → 筋紡錘が引っ張られる → 筋肉が収縮する


という流れになります。



例えば、ふくらはぎの筋肉を使い過ぎて、ふくらはぎの筋外膜によじれができてしまったとしましょう。


よじれた筋外膜は周りの筋外膜を引っ張ってしまいます。


筋外膜が引っ張られると → 筋周膜も引っ張られる → 筋紡錘も引っ張られる → 筋肉が収縮する


でしたよね。


筋外膜によじれ(しこり)ができると、それによって引っ張られる筋外膜に包まれている筋肉は縮んでしまいます。


筋膜のよじれを解消しない限りは、筋紡錘が活性化したまま慢性的な筋肉の緊張状態になります。


これが冒頭で触れた「こむら返り」の原因になるのです。



あなたが慢性的なふくらはぎの張りや繰り返す「こむら返り」にお悩みなら、筋膜が関係しているかもしれません。



さらに、筋膜の緊張が長期化すると筋膜が固くなり過ぎてしまいます。


すると、今度は筋膜の中にある筋紡錘が十分に働けなくなります。


どういうことかというと、固くなった筋膜は伸び縮みできません。


筋膜が伸び縮みしないということは、筋紡錘も伸び縮みしません。


本来なら筋紡錘が働いて筋肉を収縮する必要があってもそれができません。


つまり、筋肉の損傷が起こりやすい状態になってしまいます。





潤いのあるしなやかな筋膜の状態が、肉体の健康には欠かせません。


筋膜をいつも柔軟にしておきたいものですね。



柿沼指圧整体院では、筋膜マニピュレーションという筋膜のバランスを整える施術をしています。


こちらは筋膜マニピュレーションの受けられる病院リストです。

もし、身の回りにお悩みの方がいらしたら、筋膜マニピュレーションという選択肢もあることをお伝えください。


ひとりでも多くの方がお悩みから解放されることを祈っています。





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