5月17日(日曜)午後11時20分~午前3時30分
ドキュメンタリー「マリウス・プティパ ロシアバレエを変えたフランス人」(2019年)
ミハイロフスキー・バレエ「ラ・バヤデール」
原振付:マリウス・プティパ
改定振付:ナチョ・ドゥアト
音楽:ミンクス
<出演>
ニキヤ:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
ソロル:ヴィクトル・レデベフ
ガムザッティ:アンドレア・ラザコワ
王:アンドレイ・カシャネンコ
大僧正:セルゲイ・ストレルコフほか
ミハイロフスキー劇場バレエ団
<管弦楽>ミハイロフスキー劇場管弦楽団
<指揮>パヴェル・ソロキン
収録:2019年11月14・16日 ミハイロフスキー劇場(サンクトペテルブルク)
チェコ国立バレエ「イリ・キリアン 時の架け橋」(再放送)
振付:イル・キリアン
音楽:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
収録:2018年10月11日 国民劇場(プラハ)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
クラシック・バレエの父とも言えるマリウス・プティパはフランス人ということは知ってたけど、帝政ロシアに招かれて大成功したのね。(サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場にて振付家となる)
70年の芸術人生の幕引きが85歳で92歳にクリミヤで亡くなったそうで長生きしたよね?(笑)
「ラ・バヤデール」と「眠りの美女」は彼が作ったそうで、それぞれの作品には、ロシアのインド進出、ロシアとフランスの親密さが背景にあったそうです。眠りって、最後にアンリ4世賛歌(アポテオーズ)がついてるけどそういうことだったのね。踊り方も古めかしくて現代のパとは違うらしいです。
白鳥の湖は途中で部下に投げ出してしまい、そのおかげで部下の方は名前を売ったらしい(四羽の白鳥とか)
振付家の一生っておもしろい!ヌレエフは逆に旧ソ連から亡命したのよね。そしてプティパに基づいて彼がもっと踊りに躍動感を与えたそうです(旧ソ連は、政治的影響もあって躍動感が求められた)
今回、放映されたミハイロフスキー劇場バレエの「ラ・バヤデール」はドイツ人振付師のナチョ・ドゥアトによるもので、男性がたくさん踊ってる感じがしました(まあヌレエフもそうだけど)
それと当時、ロシアのバレリーナは太ってたり、子供や孫までいるぐらいの年齢でも踊ってたりと今のほっそりのイメージとは違ってたのもおもしろい(写真を見るとポアントの足首にまかれたリボンがきついのか、二重あごならぬ二重足首になっていてびっくり)
劇場主と愛人関係にあったバレリーナもいたそうで、さらにびっくり
詳しくは→☆