本当のゲームレビュー -5ページ目

据え置きゲーム機終了説が見えてきた

うっかりブログの更新を忘れていたが、ただ単にうっかりしていただけであって、今年の夏もゲームファンの意気込みは本物。今週もメタルマックス3が楽しみという状況だ。ただ、そのメタルマックス3も「DSだから買う」「携帯ゲーム機だから買う」という話なんだよな。「Wiiだったら買わない」「据え置きゲーム機だったら買わない」これが現状。その通り。そろそろ据え置きゲーム機終了説が本格的に見えてきた。前にも書いたが、テレビの前に座ってひたすらゲームをやる時代はいよいよ終わりそうに思えるな。特にシミュレーションやRPG。

ここで重要なのが、バーチャルコンソール。この際言ってしまうが、Wiiのバーチャルコンソールは、ダウンロードだけしてほとんどプレイしていないゲームが更に増えてきた。ダウンロードして画面に並べることが楽しいという状況。最近では、FF3、FF4、FE外伝、メタルマックス、平成 新・鬼ヶ島。どれも携帯ゲーム機で遊べるなら、毎日少しずつでもプレイしただろうに。となると、やっぱり行き着く先はニンテンドー3DS。発売前から最高の携帯ゲーム機。ゲームファン救済の鍵は、3DSでバーチャルコンソールのようなサービスがあるのかどうか。正直、3DSでどんな新作が出るのかよりも、3DSでバーチャルコンソール完全復活があるのかの方が気になるな。バーチャルコンソールは根本的に最高なわけで、全員で期待して損はないぞ。


3DSの前に出すべきDS

ニンテンドー3DSも公開され、最高、最高、最高の展開が目に見えているところだが、ここでゲームファンには考えることがある。それは、3DSの前に完璧なDS本体を出して欲しいということ。初代DS、DSLite、DSi、DSiLL、それぞれの長所を生かしたDS本体。具体的にはこうだ。全てのDSソフトが使える。全てのGBAソフトが使える。GBAソフトが本体からはみ出ない。その通り。約800本のGBAソフトが遊べれば鬼に金棒。そしてDSiウェアはもちろん、DSiカメラやDSiサウンドも搭載。更に、DSテレビやプレイやんも内臓。どれも無いよりはあった方がいいというものだが、とにかく心強い。

いよいよ液晶は上下美白。残像もなし。どの本体を選んでも納得の液晶であれば安心感倍増。スピーカーはDSiより更にランクアップ。しかも重さはDSiより更に軽い。電池は長持ち、ライトを付けても20時間。そんな完璧なDS本体、出たら速攻で購入確定だろう。値段は多少高くてもいい、3DSの前に完璧で最高のDS本体。欲を出すと、絶対に傷の付かない画面にしてくれれば言うことなし。どれだけタッチペンで遊ぼうと、全く傷が付かない事実に驚愕。液晶保護シートも貼らなくて済む。DSの6年間の集大成とも呼べるDS本体。NEWファミコンやスーパーファミコンJr.のように、ゲームファンが忘れた頃に登場でもいいので、ぜひ出して欲しいもんだ。


テトリスパーティープレミアムを買う価値はある

2010年8月5日発売予定のDSソフト「テトリスパーティープレミアム」。海外では既に発売済みというこで、海外版「テトリスパーティーデラックス」を本気で購入。理由はもちろん「ボンブリス」。なんと今作では、テトリスだけでなく、あの「ボンブリス」が遊べるわけだ。いよいよゲームファン歓喜。その内容は、コンテストモードのみ、ステージ数は30、エディットは5つ保存可能というもの。シンプルな作りではあるが、それでも十分満足。満足。ひたすらボンブリスを堪能。久々にボンブリスをプレイしたが、やっぱり面白いな。巨大な爆弾を作れた時の意気込み、あれだけあったブロックが一気に爆発していってステージクリア、まさかの爆発の連続。なかなかやめられない中毒性。DSで初のボンブリスは最高だったな。

肝心のテトリス本編も、今作は合格点。Wiiウェア版の「テトリスパーティー」はいまいちだったが、今作ではテトリス本来の面白さをしっかりと味わえた。改善すべき点もあるが、楽しさ健在。重要なのは、マスターモードが遊べる点。ブロックが次々に一瞬で落下してくるマスターモードのレベル15をエンドレスでプレイ可能、テンポがいい、これなら納得だろう。Wi-Fi対戦はまだプレイしていないが、世界中のユーザーと対戦可能という点も必見。
任天堂の「テトリスDS」は残念ながら生産終了済みとなっているが、この「テトリスパーティープレミアム」の登場により、しっかりと遊べるテトリスが今後も店に並ぶという点。この事実にユーザーは納得していい。「テトリスDS」を既に持っているユーザーも、「ボンブリス」が遊べるだけで十分買う価値はあるぞ。


過去や未来のゲームファンとも遊べるゲームに期待

ネット対応のゲーム。対戦、協力プレイ。これらが可能なゲームは年々増えているが、結局のところ、同じ時間に一緒にプレイするしかないんだよな。リアルタイムでしか楽しめない。今後は、過去や未来のプレイヤーとも一緒にプレイできるゲーム機・ゲームソフトが登場してもいいと思うぞ。1年後のプレイヤーとリアルタイムで対戦できるゲーム、3年前のプレイヤーと同時に遊べるゲーム。夢のようなゲーム。ネットに繋いでから「国内」「世界」などだけではなく、「リアルタイム」「過去」「未来」のどれかを選択してからゲーム開始。例えば「2008年6月3日のプレイヤーが見つかりました」といったようなメッセージとともに、ネット対応のゲーム開始。ゲーム業界の新たな可能性に驚愕。

これが実現すると、1時間後の自分との対戦も可能になる。明日の自分との協力プレイも可能になる。まさに圧巻だろう。更に進化すると、ファミコン時代のゲームをファミコン時代のプレイヤーと一緒にプレイすることも可能になるわけだ。ゲーム開始時に「1991年のプレイヤー」を選択するだけで、当時のユーザーと一緒にくにおくんの大運動会をプレイすることもできる。注意すべき点は、未来のゲーム情報を当時のユーザーに教えないこと。それさえ守れば、双方が純粋にゲームを楽しめる展開。すごい。今後のゲーム業界の重要なキーワードは「時間」になるかもだ。現在の自分、1ヶ月前の国内ユーザー、1999年のユーザー、5年後のアメリカ人、この4人で初代スマブラをプレイする姿さえ想像できてきた。


惜しいG.Gシリーズコレクション+

5月27日に発売されたDSソフト「G.Gシリーズコレクション+」。まさに最高、最高、最高の連続、という記事を書きたかったのだが、実際のところ、最高ではなかったな。惜しい。収録されている個々のゲームに満足できるものが多いのは事実。だが、最初から遊べるゲームがたったの4本、ここがとにかく残念で仕方ないな。30本中の4本だけ。最初にゲーム内で持っているポイントを使って買えるゲームは2本。それでも合計6本。残る24本は、地道にポイントを稼いで買っていくしかないわけだ。きつい。いよいよ大変。後は、上画面にいるナビキャラクターのON・OFFも選べるようにして欲しいもんだ。DSiウェア版のように、上画面に「G.G」と表示させたい本物のゲームファン。

スーパーマリオコレクション、ドラクエ1・2、FFコレクション、ナムコミュージアム、コナミアーケードコレクション。これらのゲームは、どれも最初から自由にゲームを選べるんだよな。もはや納得。そりゃあそうだ。わざわざ金を払ってゲームを買っているわけだから、ユーザーのことを考えないとな。「G.Gコレクション+」の場合、ゲーム内でポイントを稼いで達成感を味わうというのもわかるが、このポイントがなかなか貯まらないわけだ。どうだ、いつになったら30本のゲームが揃うんだ、そう考えるだけで頭が痛くなるほど。各ゲームでステージセレクトが可能になった点はありだとしても、このゲーム、内容次第では歴史的名作になったかもしれないだけに、惜しい。


やっぱりナンバリングタイトルは落ち着く

ついに今週発売の「スーパーマリオギャラクシー2」。珍しい。任天堂がナンバリングタイトルを出すのは、実は珍しいことなんだよな。任天堂は、新作のタイトルに「2」や「3」をなかなか付けない。ポケモンはもちろん、ゼルダの伝説もファイアーエムブレムも、みんなタイトルやサブタイトルを変えただけだもんな。それが悪いとは言わないが、やっぱりナンバリングタイトルの方が落ち着くな。何しろ、ゲームを片っ端から見ていてわかりやすい。「よし、これはあのゲームの続編だ」。スマブラの場合、64版の初代スマブラが「スマブラ」なら、GCのスマブラDXを「スマブラ2」として出しWiiのスマブラXを「スマブラ3」として出した方がよかったと今でもそう思うぞ。

人気漫画を考えれば話は早い。例えば最近のワンピース。「ワンピース55巻 地獄に仏(オカマ)」「ワンピース56巻 ありがとう」「ワンピース57巻 頂上決戦」といったワンピースも、ナンバリングをやめたら相当わかりにくいもんな。「ワンピース 地獄に仏(オカマ)」「ワンピース ありがとう」「ワンピース 頂上決戦」となるわけだが、これだとどれが何巻かすぐにわからない。それは困る。ゲームだってそう。少なくともドラクエ9が「ドラゴンクエストDS 星空の守り人」だったら、あそこまで話題にはならなかっただろうな。みんな「9」だから購入、いいぞ、ドラクエの新作だと確認。というわけで、久々のナンバリングタイトルでゲームファンも心から納得、「スーパーマリオギャラクシー2」の発売がいよいよ楽しみだ。


いっそのことE3をゲーム化したらいい

ゲームファンは薄々気付いていると思うが、近年、ゲームをプレイすることよりゲームのニュースを見ることの方が楽しいというゲームファンが増えているように思えるな。実際に自分でゲームをプレイして圧倒的に楽しむのではなく、ゲームのニュース・業界の動向を見て一喜一憂する展開。E3もそう。来月アメリカで開催されるというE3が楽しみだ、そんなゲームファンは少なくないもんな。ゲームファンなら誰でも相当楽しめるE3。E3が楽しみ。E3は楽しい。それならいっそのこと、そのE3自体をゲーム化したらいいのではとすら思えてきたな。そこらのゲームをプレイすることより楽しいあのE3をゲーム化したら、そのゲームはいったいどれだけ楽しめるのか?想像もつかないぞ。

毎日がE3。毎日が驚くような発表の連続。毎日凄まじいゲームニュースを堪能。E3がゲーム化されたら、もはやE3以外に手が付けられなりそうだな。最終的に楽しいはずのゲーム自体をプレイすることはなく、そのゲームの動向を見るだけになってしまうことに圧巻。
何と言うか、ゲームのニュースがスポーツ観戦化しているようにも思えるんだよな。野球も自分でプレイするのではなく、見て楽しむ人が圧倒的に多い。特定の球団のファンももちろんいる。ドラフト会議も楽しむ。仮にドラフト会議をゲームニュースに例えると、人気RPGの次回作がどのハードで出るのかが発表されるようなもの。試合結果はゲームの売上本数あたりか。まあ確かに、今年のE3はニンテンドー3DSの詳細が発表されることもあってか、相当楽しみなもんだ。


どのゲーム屋も同じに思えてきた

最近、ゲーム屋や店のゲーム売り場を見ていて実感したことは、どのゲーム屋・ゲーム売り場もほとんど同じに思えてくるということ。違う店に入ったはずなのに「あれ、さっきの店と基本的に変わらないな」「この店の商品ラインナップはあの店と一緒だな」と思わず言ってしまうことが多い。ゲーム屋に入った時のワクワク感が弱くなったもんだ。かつてのゲーム屋はもっと面白かったというのは気のせいじゃないな。
例えばラーメン屋。どのラーメン屋に入っても全く同じメニューで全く同じ味だったら面白くないもんな。ラーメン屋に行かなくなる。店によってメニュー・値段・味がそれぞれ違うからこそ、ラーメン屋の価値があるわけだ。

具体的には、どの店もWii、DS、PS3、PS2、PSP、XBOX360の6機種。ついこの前まで大人気だったGBAやGCは滅多に見かけない。Wii、DSは人気ゲームが強すぎて似たようなラインナップという状態。PS3・PS2・PSPはBEST版、BEST版、BEST版のオンパレード。XBOX360は新作が少しだけ置いてある状況。各ゲーム機本体もいよいよ飾り物のようになってきた。初代DSやGBミクロでさえ見かけないもんな。N64、SFC、GBなどは存在すら忘れられているほど。値段もそう。どの店も販売価格に大差はなく、値引率は大抵1割。バーゲンセールのラインナップも大抵同じ。どのゲーム屋・ゲーム売り場に入ってもそんな状況なんだよな。面白味がない。今ではネット通販もすごいだけに、ゲームファンが見ていてワクワクするようなゲーム売り場が望まれるわけだ。


テトリスDSを急いで再販すべき

今から約4年前、2006年4月27日に発売された最高のゲーム「テトリスDS」。実はこのゲーム、最近では店で滅多に見かけないんだよな。決定的な面白さを誇る「テトリスDS」だが、なぜか見かけない。その理由はライセンスの問題とのことだが、それは相当もったいないよな。歴代のテトリスゲームの中では、アーケードの「テトリス ザ・グランドマスター」シリーズの次に面白いテトリス。名作。それほどの名作を、ライセンスの問題というだけで再販を終わりにしていいのか、公式サイトに書いてある「本商品の製造はすでに終了しております。」の文が残念で仕方ない。3DSでもDSのゲームは使えるわけだもんな。

「DSでオススメのゲームは?」と聞かれたら、即答、真っ先に候補に上がるほど楽しめる「テトリスDS」を、今後も1人でも多くのユーザーにプレイしてもらいたい。最高、最高の連続。ユーザーが楽しいゲームを楽しむことにライセンスは関係ない、何がライセンスだ、そのくらいの意気込みを持ってもらいたいな。せめてDSiウェアで、スタンダードのテトリスとその対戦、Wi-Fi対戦を収録したテトリスを出して欲しいもんだ。パズルやキャッチなどのモードはこの際なくてもいい。ゲームファンの「再販はまだか」、任天堂の「再販するぞ」、可能性は薄いが、そんな嬉しい展開にも期待だ。


世界一面白いゲームを出せばいい

最近よく考えることなのだが、そろそろどこかのメーカーが世界一面白いゲームを出せばいいと思うな。世界一面白いゲームを出すだけで全てが解決する、こんな単純なことに誰も気付かなかったということに唖然。例えば世の中には、世界一高い山・エベレストや、世界一長い川・ナイル川などがあるように、世界一面白いゲームがあってもいいだろう。むしろあるべき。そろそろ出せばいいと思うな。売れた売れないは関係ない、ゲーム業界を代表する世界一面白いゲーム。映画のようなゲームや演出でごまかすようなゲームではなく、純粋にゲームとしての面白さが最高すぎるゲームを出せばいい。ゲーム業界がいよいよ盛り上がる展開。

世界一面白いゲームをたった1本出すだけでいい。たったそれだけで、世界中のゲーム製作者全員が一気に目を醒ます。そして、世界中のゲームファンも全員が目を醒ます。2本も3本もいらない、たった1本でいい。「これがゲームだ」「いいぞ、これが世界一の娯楽だ」ファミコン時代のような、ゲームなら何でも楽しめる時代、ゲームなら何でも売れる時代の再来すら見えてきた。
ちなみに、現時点で世界一面白いゲームを出せる可能性のあるメーカーは任天堂のみ。残念ながら、他のメーカーではまだまだ力不足。例えばスーパーマリオも、マリオだから人気があるのではなく、純粋にゲームとして面白いから人気があるわけだもんな。