新店舗はたくさんのお客さんで
連日、賑わった。
下町の住宅街にある店で
来店されるお客さんのほとんどが
地元に住む江戸っ子気質の方たち
駅前の店舗とちがって
回転率はさほど高くはないけれど
その分
明るく気さくで
お客さま1人1人に寄り添った
愛される店づくりを、と
地元出身のオーナー夫妻は
そこに注力した。
一方で───
レシートは両手で渡せ?!
お見送り時は深々とお辞儀しろ?!
マニュアル通りの
接客なんて必要ナシ!
コンビニよ?ここは
コンビニにそんなの誰も求めてないわ
新オーナーの接客ポリシーだったのだが
土地柄なのか
その手荒い?手法が
意外にも大当たりする🎯笑
売り上げも上々。
店はいつしか地域密着型の模範店として
扱われるようになった
お客さまと店員、という枠を超えて
いらっしゃいませ!
ではなく
おかえりなさーい!
という声が飛び交うような感じ。
こちらが少しでも疲れた顔をして
レジに立っていると
栄養ドリンクを
差し入れしてくれるお客さんも笑
はい!コレ飲んで元気ハツラツになって!笑
えー
嬉しい!ありがとう!!
そんな風景が日常的に見られる
あたたかい店づくりに成功した
震災とコロナという
大きな試練も乗り越えて
わたし自身も
週6日の仕事と
家事と育児の両立をやり切って
それでも何一つ犠牲にすることなく
全てをやり通すことができたと思えたのは
ひとえにオーナー夫妻の理解と
一緒に働いてきた仲間たちの支えのおかげだ
そして昨年の
2025年3月──
オープンからちょうど20年という節目に
世間的に高齢者枠となった
オーナー夫妻は契約更新を見送ることで
引退することを決断。
店は別のオーナーが
引き継ぐことになった。
わたしも同じタイミングで
働き慣れたこの店を卒業することに
20年間
毎日のように顔を合わせていた人たちと
もう会えなくなる、となった時は
さびしくて
さびしくて
どうにかなっちゃうんじゃないか
ってくらいさびしくて
でも実は、時同じくして
引っ越しをしていたみらびい
自転車で10分程度で通えてた店が
引っ越しをしたことで
自転車→電車→徒歩
で小1時間掛かるようになってしまった
最終日にお客さんからいただいた
たくさんの別れの涙と
花束とプレゼントの品々────
20年間
よくがんばりました
と
これまでの努力を認めてもらえたようで
頑張って続けてきてよかったと
心から思った
本当に本当に、お世話になりました
さあて
次なる仕事はどうしようか。
もちろん、コンビニだけど。
リビングのソファに
どっこいしょと腰をかけ
求人サイトのインディードで
自転車で通える範囲内にある
コンビニ店を探す👁️👁️
すると自転車で10分ちょいで
通えそうな店を発見!!
なになに?
時給1226円
年齢不問
経験者優遇
働きやすさが自慢、だと?!
ようし
またここから
新しい20年をスタートさせようか!!
