妊娠・出産に本当に必要なもの | 【栃木宇都宮】助産師・セラピスト&いのちと性のメッセンジャー 上田美和の和ごころひといき村

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「ここからいふ広場」主宰&「和ごころ助産院」院長 自然派助産師上田美和が宇都宮周辺の自然派育児の情報やイベント、妊娠出産や育児に役立つ情報を発信しています!

昨日の「NEWS ZERO」で、バースコーディネーターさんの妊娠準備クラスや、


たつの先生のBe bornが紹介されていました。


小雪さんの出産で一躍有名になった、今話題の産後療養院。


日本では、「里帰り」という制度が今まで、その役割を担っていました。


でも、実家が遠い、親もまだ働いている、実母が亡くなっている、もしくは親とうまくいっていない、など・・何らかの理由で里帰りできないママたちが今、本当に多いのです。


なので、産後の大事な「床上げ」までの時期や、産後疲れた時には施設で過ごしましょう。


というのが、産後療養院。


わたしが創りたいと、夢見ている「村」にも、その産後療養院を!と思っています。


産後って本当に大切です。


なぜなら・・・。


ほんのペン先くらいのちいさな点(受精卵)を、10か月という短い間で、赤ちゃんにまで成長させてしまう。


そして、これからどんどん大きく虹色に変化する希望を、いのちを、


ヒト、1人を、この世に産みだしたんですよっ。


どんだけ身体に負担がかかっているのでしょう????


想像してみて下さい。


10か月かけて、少しづつお産に向けて変化してきた身体が、入院中の3~5日間で元に戻るとでも思っているのでしょうか?


世の中の男性は???


だから、本当の意味での少子化対策が出来ないのです。


一回、妊娠して陣痛を経験し、子どもを出産して、24時間おっぱいで子どもを育ててみたら解かるのです。


解からないなら、せめて、理解してほしい。


たつの先生も、神藤先生も、ずっとずっと前から、産後療養院の必要性を政府に向かって訴えていたそうですが、なかなか進まないそうです。


でも、必要だと思っているから、やっている。


けど、ひとりの力では、どうしても、単価が高くなってしまうのです。


一泊二日が5万円以上。


それなら、少し無理してでも、家で、夫婦で、ひとりでやってみよう。ってなっちゃいますよね。


その先にあるものが、産後うつ、や、幼児虐待なのです。


いろんな意味でホルモンのせいにしていますが、根本的には違います。


「産後」は大切な時期なのだということを、みんなが共通理解しないといけないのです。


決して無理をする、無理をさせる時期ではありません。


神様から、その赤ちゃんが自立できるようになるまでの、少しの間、お預かりしているいのちを。


かわいいね。


大事だよ。


愛しているよ。


と、抱きしめる。


自分より大切な存在があるということを知る。


そういう。


その親と、その子の人生にとって、かけがえのない、第一歩の時期。


さいころが投げ出されて、どちらに駒が動いていくのかを決める大事な時期なのです。


自分自身と深く向き合う。


自我(エゴ)に疑問をもつ。


生(命)に感謝する。


幸せを知る。


大切な時間なんです。


だから、きっと、創ってみせます。


いつになるかな?