作家の有栖川有栖先生が『ライナスの毛布』に | 高田ほのか 短歌

作家の有栖川有栖先生が『ライナスの毛布』に




作家の有栖川有栖先生が、増補新装版になった『ライナスの毛布』(書肆侃侃房)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4863855915

を読み、丁寧なご感想をくださいました…!

敬愛する先生に身に余るお褒めの言葉をいただき、感激です🥹

ご本人の許可を得て、紹介させていただきます。

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高田ほのか 様

有栖川です。
おはようございます……でしょうか。

このたびは、ご高著『ライナスの毛布』をいただき、ありがとうございます。
重版・増補版というのは、おめでたいことですね。
帰宅して少し拝読しましたが、「メリーゴーゴーラウンド」は斬新なスタイルの短編小説としても読めるので、あらためて感服しました。
似たものを他で読んだ覚えがまったくありません。
自分の歌風を確立して終わり、とするのではなく、新しい表現に次々に挑む姿勢も素晴らしいと思います。

愛蔵し、大切に読ませていただきます。

有栖川有栖
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ありえない駅の読み方教わって緑深まるあなたの故郷

手のなかの湯呑み茶碗がホロホロとわたしを人間(ひと)の輪郭にする(池谷理香子『シックス ハーフ』を短歌化)

うどんがうまくすすれない夜あなたの隣りで疲れたっていいたい

眠剤の空のシートをさっきまであたたかかったパン皿に置く

雪が降り耳がなくなる 神様はきっとこんな日の聴こえない星

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