オンライン短歌教室、体験受付中! | 高田ほのか 短歌

オンライン短歌教室、体験受付中!

現在、オンラインで短歌教室をしています。

https://honokatanka.com/seminar

 

生徒さんたちが、Zoomで行っている短歌教室ひつじの感想と、お気に入りの短歌を書いてくださいました。

 



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病室を仕切る布切れすすり泣く声は聞こえないことになっている

 

梅雨寒や庭の柏葉あじさいを白磁の花瓶にとっぷり活ける

 

好きだけじゃ物足りなくて詠む、月がどうだとか、でもやっぱり好きだ

 

ふるさとの庭に柚子の実見上げつつ父に語れり美容師の夢

 

溶かされて捏ねくり回され固まったチョコに返事のひとつもなくて

 

福島県南相馬市を訪れて

草どもが空き地攻め合う小高地区「きっと帰る」をかき消すように

 

行雲の如く生きたいグルナリウム淡路島の風車眺めて

 

下り坂で帆を張る母のブラウスに顔を埋める風の匂だ

 

ひとり待つホームは夜船もしもしで途切れた声が他人のような

 

ランドセルぽんぽん弾んで帰る道 通知表と絵日記入れて

 

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宝ものになりました。

しんどいときも、これを見たら元気でるしかない。

オンラインで短歌教室をするようになって半年が経とうとしています。

 

始める前は、オンラインって難しいんじゃないかなあと思っていました。

もちろん、どの教室もオンラインでの利点というものがあるだろうけれど、華道や茶道だと360度いろんな角度からお手本を見せたい、生徒さんの作品を見たいだろう。ヨガやフィットネスなどは生徒さんの体の角度を直接直してあげたい場面もあるのではないか。料理教室も、生徒さん自身が道具や材料を用意しないといけない。

 

その点、短歌はことばなので同じ資料を共有画面できる。

提出していただく短歌もチャットに入れてもらってすぐに読むことができる。

やっていて対面となんら変わらない、むしろ、往復に要する時間や手間がかからないなぁと感じます。

なにより、全国(世界?)から参加してもらえる!

岡山の倉敷市から参加してくださっている方もおられます。

 

新規の募集をしていなかったのですが、生徒さんが感想を寄せてくださったこの機会に、数名募集しようかなと思いました。

 

オンライン教室ひつじでは、体験(1回千円)を受け付けます。

遠方でも、自宅にいながら気軽に短歌にふれることができます。

この機会に、あなたのご参加をお待ちしております。

https://honokatanka.com/contact