こんにちわ、シェフ藤田です。
世界三大チーズ最後に紹介しますのは“スティルトン” です。
18世紀初頭、スティルトンはロンドンからヨークへ向かう旅路の中継地点でした。そのスティルトンの旅館、ベル・インでソフトなブルーチーズが評判になりました。
1700年代半ばには、ベル・インを経営するソーンヒルという人はロンドンで毎週1,000個ものチーズを販売するようになったといいます。
ところがこのスティルトン、製造工程が複雑で、出来上がるのに時間がかかることから協同組合が設立され、それが結果的にスティルトンを絶滅の危機から救ったのです。古くから伝わるブリティッシュチーズの多くは、消滅してしまいました。