こんばんわ、シェフ藤田です。
本日はモンブリアックというブルーチーズを紹介します。
モンブリアックはフランスの中央山地、オーヴェルニュ圏のチーズです。
伝統的なチーズが数多く存在するこの地方の中では、誕生してまだ10年ほどの比較的新しいチーズです。
この地方の伝統的なブルーチーズにはブルー・ド・ヴェルニュや前述のフルム・ダンベールなど、フランスを代表するようなAOCチーズがあるのですが、このモンブリアックはそれらのブルーチーズとは全くタイプの違い、青カビの量は少なくチーズの乳脂肪分も55%と高めです。まわりを灰でまぶしてあります。
まったりと柔らかい口当たりになっていて、まるでマスカルポーネチーズの様に、暖かいところに置いているだけで、ドロッと溶け出してくるのです。完全にブルーチーズ初心者向けのブルーチーズ。
ブルーチーズ特有の塩気や青かび臭さが全くといっていいほど無く、口の上でとろける至福・・・・・。
今までのブルーチーズとは違う意味でクラッカーに載せて食べてください。周囲に覆われた灰も一緒にどうぞ。