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ノブナガ〜現代の剣を観る〜

中・高・大・一般、様々な年代の剣道を紹介していきます。

インターハイの結果はもっと早く書く予定だったのですが、急用が入り書く事ができませんでした。申し訳ございません。

2015
和歌山インターハイ結果

男子団体
優勝

九州学院高等学校

準優勝

島原高等学校

第3位

土浦湖北高等学校

帝京第五高等学校

男子個人
優勝

齋藤拓仁(東海大相模高等学校)

準優勝

槌田祐勢(九州学院高等学校)

第3位

塚尾凌河(東奥義塾高等学校)

松崎賢士郎(島原高等学校)



今年の九州学院はまさに圧巻であった。
個人は取れなかったものの、準決勝は4-0、決勝でも3-1と危なげなく優勝、つまり3連覇を決めた。

一方準優勝の島原は、魁星旗、玉竜旗、インターハイの全てを決勝の九州学院戦で逃しており、本当に悔しい一年ではなかっただろうか。さらに今年のインターハイ個人戦でも、松崎賢士郎(島原)は槌田祐勢(九学)に敗れている。
しかし2年生ながら第3位は本当に立派なことである。

そして2年生主体の帝京第五の強さには本当に驚いた。決勝トーナメント一回戦目で上宮を2-0、二回戦目で東福岡を3-0で沈めた。
あの東福岡に3-0とは末恐ろしい。

茨城県代表の土浦湖北も大健闘した。
決勝トーナメント一回戦目で強豪、市立沼田を破り、二回戦目であの埼玉栄を破った酒田光陵を沈めた。

剣道に『もし』という言葉は禁句であるが、私は個人的に水戸葵陵の福居と市立沼田の小早川の再戦を見たかったのだが、叶わなかった。
(まあ小早川は中堅として出場しているので大将の福居と当たるには代表戦になる必要があるが(笑))



個人戦では、九学がまたもや涙を飲んだ。

2013年 佐賀インターハイ個人男子
決勝

曽我貴昭(九州学院)メ

              対

佐々木陽一朗(高輪)メ ツ

優勝 佐々木陽一朗

お互い取り合うが、最後には佐々木の一撃必殺、弧を描くようなツキが曽我の喉を捉えた。

2014年 神奈川インターハイ個人男子
決勝

山田凌平(九州学院)
 
             対

中根悠也(水戸葵陵)メ

優勝 中根悠也

延長の末、3年前の全中個人決勝と同じ顔合わせ。延長の末、中根が得意技である引きメンを打ち込んだ。(なんと3年前の全中でも同じ技で決着。)

そして今年

2015年

抜群の安定感を誇り、去年からレギュラーで活躍し、ほぼ敵なしと言われていた槌田祐勢(九学)に、今年インターハイ団体出場を逃している東海大相模の齋藤が最高のメンで決着をつけた。

インターハイの会場で「平成の剣豪」、「剣道界の鉄人」とも呼ばれる東海大相模高等学校出身の宮崎正裕氏を、日本代表監督、石田利也氏と一緒にいらっしゃる所をお見かけしたので、母校の選手の優勝に喜んだことであろう(笑)

話がズレてしまったが、九学は3年連続決勝で個人チャンピオンを逃してしまっているのだ。
まあその分3年連続団体優勝はしているのだが、九学としては悔しいことであろう。
来年こそ梶谷、星子、もしくは今1年で全中チャンピオンの岩切が本気で個人チャンピオンを狙ってくるだろう。

しかし決勝の齋藤のメンは本当に素晴らしかった。あの槌田の反応が遅れるとは、相当のタイミング、間合い、スピードだろう。

私が個人的に一番印象に残った試合は、団体準々決勝の高輪対九学である。
副将戦までで

九学                    高輪
勝者数2            勝者数1
本数3                本数1

大将、新名が二本勝ちでやっと代表戦にもつれ込むという高輪にとっては非常に不利な試合展開。
私はこの時、さすがに新名でも槌田から二本とるのは難しいかな、と思っていたが、試合が終わってみると本当にあと一歩の所まで槌田が追い詰められていた。
新名の執念のメンが一本決まったものの、それ以降は有効打突は無く、惜しくも高輪は本数1本の差に涙を飲んだ。

今年も本当に見応えのあるインターハイだった。来年はなんとしてでも九州学院の4連覇を防ごうと全国の学校が厳しい稽古を積んでくるだろう。
『打倒王者九学』が課題となる来年のインターハイも楽しみである。