着物心に火をつけた一枚 | 着付師 葉月のブログです。

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「ほのぼのと・・・市中山居」横浜青葉 着付葉月庵

日々のお仕事、レッスンの様子を綴っています。

私は身内の結婚があったので
18歳の時に早めに振袖を誂えてもらって、
20歳の時には訪問着を誂えてもらいました。

振袖は母の単独で選ばれてしまったので
今度はと家に反物を持ってきてもらって
その中から自分の好みでと選んだ着物です。

ピンクやレモン色の吉祥柄の訪問着を想像していた母から
「若いのにこんな地味な着物選んで」
と散々文句を言われましたが、
「自分で選んだら一生着るから大丈夫👌」と
押し通しました。

その分、私は自力で着ると決めて着付学院に行く前から、家族行事の度に責任感と意地で1時間くらいかけて着ていました。

子育てに夢中だった時期は虫干しをサボって、気がついたら胴裏が変色して慌てて、九州の母に連絡してお直しに出してもらったこともありました。

私にとっては着物心に火をつけてくれて、
一生ともに生きることを教えてくれた記念の着物

せめて借り物に見えないようにと
母が譲らなかった真っ赤な八掛を(やっと🤣)替える気になり花想容さんにお手入れに出しました。
出来上がってくるのがとても楽しみです

貴女の思い出の着物ありますか?