初めて“会社を動かす側”に立った30歳
「君に任せたい」
そう言われたとき、正直に言うと震えました。
3社目。
外資系。
数百人規模。
私は経営層レベルのポジションで迎えられました。
これまでとは違う景色。
社長と同じテーブルで会議をする。
役員と中長期戦略を議論する。
会社の3年後を数字で語る。
20代の頃、商社で必死に働いていた自分からすると、
「ついにここまで来たか」と思いました。
でも――
数か月で、違和感が芽生えます。
決定権がない。
✅意見は言える。
✅資料も作る。
✅戦略も提案する。
でも、最後に決めるのは社長。
そして気づく。
私は“経営に近い人”であって、経営者ではない。
当たり前のことですが、その距離がもどかしかった。
30歳になった私は、
会社を大きくしたいという野心と、
自分の可能性を証明したい焦りの中にいました。
しかし現実は――
会社の方向性は、必ずしも自分の理想と一致しない。
✅成長スピードも、
✅投資判断も、
✅人事も。
「これは自分の会社じゃない」
その感覚が日に日に強くなっていきました。
そして、また決断します。
数か月で転職![]()
周囲からは「早すぎる」と言われました。
でも私は確信していました。
違和感は、長く居るほど大きくなる。
この決断が、後の人生にどう影響するのか――
当時はまだ知りませんでした。
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次回予告
人生で一番楽しかった会社。
しかし、突然“目標”を失います。


