第146回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考委員会が17日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は円城塔(とう)さん(39)の「道化師の蝶(ちょう)」(「群像」7月号)と田中慎弥さん(39)の「共喰(ともぐ)い」(「すばる」10月号)に、直木賞は葉室麟(りん)さん(60)の「蜩(ひぐらし)ノ記」(祥伝社)に決まりました。
これで円城塔さん、田中慎弥さん、そして葉室麟さんの生活は一変するのだろう。みな、次回作は気負わずに伸び伸びとした作品を発表することを期待したい。
それにしても、この芥川賞・直木賞はいつから出版社の本を売る賞へと変節してしまったのだろうか。嘗ては、芥川賞・直木賞を受賞したからと言って現在のようにマスコミの注目を集めることなく、また、芥川賞・直木賞は新人を発掘する賞だったような気がするのだが、いつから本を売る賞に為り下がってしまったのだろうか。
これで、出版社もホクホクなのだろう。
それはともかく三氏よ、おめでとうございます。