娘を見ていると、自分の子どものことを生々しく思い出しては、夜な夜な泣いていた私。


自分が虐待されていたことにようやく気づき、「毒親」について調べるようになった。

ネットで見る「毒親」の情報は、当てはまるところもあれば、少し違うような気がする部分もあって、うちの親が本当に「毒親」なのか確信が持てずにいた。


確かにひどいことをたくさんされてきたけど、優しくされたこともなかったわけではない。

一応は、大人になるまで育ててもらった。

口では「大事に思ってる」なんてことも言われたこともあった気がする。

うちよりも、もっとひどい親もいるだろう。

それなのに、「毒親」だと決めつけてもいいんだろうか?


しばらく、そんな葛藤があった。


今思えば、まだどこかで、「それでも私は親に愛されていた」と思いたかった自分がいたんだと思う。

「親に愛されなかった私」を受け入れられなかったんだと思う。

「あんな親でも、本当は私を愛してくれていたんじゃないか」と、最後の希望を捨てきれずにいた。