私の娘が小学生になった頃、それまで私の心の奥底に押し込んできた感情が、ふつふつと湧き出し始めてきた。
今までの人生で、小学生時代が一番辛かった。「地獄」だった。
娘を産んだときから、娘は私自身だった。
ずっと、娘を自分に重ねて、自分が母親にして欲しかったことを娘にしてきた。そうやって、少しずつ子どもの頃の自分を癒やしていっているはずだった。
でも、娘が小学生になると、母親が私にしてきたこと、行ってきたことがリアルに思い出されるようになってきた。
フラッシュバックと言われるものなのだろう…そう思った。
目の前の娘を見ていると、こんな子どもにあんなひどいことを平気でやっていた母親が、どれほど非道で最低な親だったのかと抑えきれない怒りが湧いてきた。
同じ母親として許すことなんてできなかった。
同時に、子どもの頃の私が可哀想でたまらなくなった。
私は、毎晩のように過去を思い出して涙を流すようになっていった。
私がされていたことは「虐待」だったんだと、やっと理解した。