私の母親は、口を開けば誰かの悪口か、自分の自慢ばかり言っていた。
私はずっと、そんな母親の話を、ただひたすらに聞かされていた。
特によく聞かされたのは、母の妹(私の叔母)のこと。
叔母の子育てのダメ出しをしては、私と従兄弟(叔母の子ども)を比較してた。
従兄弟は、私と同い年の男の子と、4歳下の女の子。
私と同い年の子は頭が良くて、この子よりレベルの高い高校に行くように言われてた。
幼稚園に行くようになる前から、学区で一番偏差値が高い高校へ行くように言われた。
4歳下の女の子は、天真爛漫な子だった。
母は、その子が嫌いだった。
私と比べては、その子の悪口を言って、「あんたはあの子とは違うもんな」と、天真爛漫になることを許さなかった。