…
これ、どうしたらいいの？
自分の身体の中に、たくさんの小さな台風があるのがわかる。
それがきみだよ
それがきみの姿
僕は風なの？
君が感じたままが、そうさ
じゃあ僕は風だ
あの赤い子は炎
黄色の子は光だ
みんなそれぞれ特徴があって
それぞれが関わり合っているんだよ
風は自分では吹けないんだ
そこには熱が必要さ
熱は光が連れてくるよ
そして風は水を運ぶ
水は、自分では流れることができないんだ
だから、君がそれを運ぶ
考えてもいいし、考えなくたっていい
そうしようとしても、何もしないでそこにいようとしたっていい。
どっちにしたって、それはそうなのさ。
僕はこの風、どう使えばいいの？
どう使ったって自由さ。
そして、だからこそ風はみんなに自由を感じさせる
自由？
そう、だから思うままにしたらいいんだよ
風が無理やり吹こうとすれば、水は行くべきところに流れつけない
まぁ、結局最後は元ある流れに戻るのだけどね
そうなの？
うん、僕らがどう思おうとしたって
月は最初からまんまる
太陽はいつもそこにあるし
すべては完全なんだよ
そしたら、ぼくらはどうしてたらいいの？
どうしてたらいいかだって？
君は、どうしていたいんだい？
すべきことなんて初めからないのさ
でも、お母さんは宿題をしろというよ？
そうかもしれない。だからこそ、こうして君たちだけに話をしているのさ。君たちがまずやるんだ。大人はそれを見たら本当のことに気づき始めるのさ。
そんなことより、君は自分を風だと知って、自分が行ってみたいところはないのかい？
それが最初に君が行くべきところさ
行ってみたいところかあ、、、
どこかの場所ってこと？
なんだっていいのさ、思いつくものなんでも
人でもいいの？
もちろん
そしたら、ぼくは…
あれ？
どうしたんだい？
誰かに会いたいのはわかるんだけど、
それが誰かわからないんだ
ぼく、変なこと言ってるよね？
あっはっは 興味深い経験をしてるね
でもそれは君が自分の運命を受け入れた証拠でもあるんだ
全てのものは、既にわかっているところには行こうとしないんだよ
風は、吹く前からあそこに行くぞ、なんて決めはしない
じゃあ、どうしたらいいの？
風として考えてみればいいさ。
風が最初に吹くとき、どうする？
うーん、、何かにおされるように
ただ吹き始めるんじゃないかな。
そう、それでいいんだよ
どこかに吹き始めるだろう、
それを信頼すること
すべてはそこからさ
どこか、、
どっちに行ったらいいのか、もうわかってるんじゃない？
あっちの岩
なるほど あの岩なんだね
ふふふ
どうしたの？
いや、ぼくもドキドキしてきたんだ、
本当の自分を生き始めると、こういうことが起こる。
周りの人にもそのエネルギーが伝わるのさ
その波動はその人らしさを通して受け取られる
僕の場合は、ピリピリって、電気みたいなものが今自分の中を通っていったのを感じたよ
電気？
うん、それがぼくの姿みたいだ。
こうして、誰かを導いているようで同時に僕は僕に気づかせてもらってる
そうなんだね
そう！これってとってもすごいことなんだ。
あ～～すごい気づきだよ
君があの岩に吹こうとしたまさにその瞬間、僕は僕を感じたんだヒュー、ありがとう
ヒュー？？それが僕の名前なの？
きっと、そうみたいだ
君が僕に喋らせたんだよ
そんなこともできるの？
そうだね、できるというか起こるというか、、
まぁそんなことより、あの岩のところまで、行ってみようか、君はもう、君を生き始めたのだから。
うん！