論語は心の拠り所。
学ぶことで悩みが解決することが多い。
⑦子曰く、
「己の欲せざる所、人に施すことなかれ。」
人にされて嫌なことは人にしないこと。これは何事にも大事。逆に言うと、自分がしてほしいことは人にしよう。そうすることで、人は喜ぶ。ゴールは人の喜ぶ行動をすることで自分が満足すること。決して人に喜ばれることをゴールとしてはいけない。そうすると、もし喜ばれないときに辛くなる。
⑧子曰く、
「君子は人の美を成し、人の悪を成さず。」
立派な人は、人の良いところを褒めて認めて伸ばし、更なる成長へ導けるようにする。また、人のよくないと思うところはそこが大きくならないように優しさを持って修正し、よりよい方向へ導く。小人は反対のことをする。
徳のある人は、基本的に一緒に共によりよくなっていこうとする。そこには、嫉妬や妬みはない。だが、徳のない人は、羨ましいとか、くっそーという気持ちが出て、他人の良いところを認めず褒めず、悪口まで言い批判する。欠点はしめしめと思い、思ってもないのにいいねーなどと言う。本当に人が悪い。
お互い気持ちよく楽しく過ごすために、良いことは良い、悪いものは悪いとはっきり示せる人になりたいものだ。
⑨子曰く、
「君子は和して同ぜず。」
徳のある立派な人は、誰とでも良好な関係を築ける。だが、仲が良くても、人と同じ考えではない。また同じ考えでいようとも思わない。自分の頭でしっかり考えて、自分の意見や主張はしっかり持つ。
だが、小人は周りの人の考えに同調し、自分の頭で良い悪いを考えないでくっつく。だからこそ、本当の意味で良好な関係を築けない。だから、まずは自分の頭でちゃんも考えて意見を持つ。その際、人と違くても全然気にしないこと。大事なのは流されないこと、そして、自分の頭で考えること、意見や主張をしっかり持つこと。
