佐藤一斎『言志四録』
「現在の社会にいる人物をライバルにするようでは、大人物にはなれない」
人は誰しも、誰かと比べたがるところがある。
例えば、スポーツをしていた経験のある人であれば、「チーム内の◯◯より上手い!」とか「もう一歩だ」とか。
または、「他のチームの◯◯より上手い」など。
ライバルを作ることで、それを刺激にモチベーションへ変えて励むことがよくある。
仕事もそう。「◯◯よりはデキてる」とか。
でも、よくよく考えると、比べる対象によって、自分のゴールがある程度決まってくるのかなって思う。
例えば、野球でいうと、
1 中堅チームの◯◯と比較する場合
2 甲子園常連校の◯◯と比較する場合
3 プロ選手と比較する場合
4 プロ野球史上最高の選手と比較する場合
ざっくり考えても、これだけある。
で、何番の選手を自分のライバルとするか?
これは非常に大事な問い。
なぜなら、その答えによって、自分の練習計画や努力量、成長度合いが異なるからだ。
1をライバルとすると、中堅の選手レベルでOKとなり、それ以上はあまり望まなくなるため、それなりの選手となる。
4をライバルとすると、どこから手をつければ良いか途方にくれる(笑)。だけど、絶望から始まり、その後冷静に「何をどのようにすれば同じレベルに到達できるか?」を必死に考えるようになる。
1と4を比べても、到達するレベルは異なってくる。
この差は非常に大きいと感じる。
つまり、何が言いたいかというと、自分の大きな志がある人は、ライバルを過去史上最高の人にすると自然と近づいていくということだ。
鉄砲理論と同じく、より遠くを目指して大砲を打とうと努力することで、手前の小さいゴールは簡単に超えられるようになるということ。
陸上100m走で、世界新記録を出そうと頑張れば、11秒台を目標にしている人よりは、おのずと11秒台はクリアできる位置まで近づく可能性が高いということ。
もし、自分が何者かになりたい、もしくは近づきたいと思うのであれば、ライバルは史上最高の人を設定するのがよいかもしれない。
それが、自分の大きな成長に繋がるかもしれない。
「あなたのライバルは誰ですか?」
