裁判官は発言を封じる!
そんなことってある? と思うかもしれませんが、実はこれ、よく起きます。
裁判官は原告、被告が勝手に話をすることを嫌います。
でも、言いたいことってありますよね?
裁判を起こして、相手が嘘をついている、と感じたときや
裁判官がおかしなことを言っている、と感じたとき。
私は簡易裁判所と、地方裁判所、その2つで同じ経験をしました。
簡易裁判所では裁判官が
「丁字路交差点で、直線路を走る車は突き当たり路にいる車が、少しでも動いていたら停車しないと過失がある」
といいだしたとき。
これを拡大すると、十字路交差点でも同じで、相手が停車していなかったら、
こちらが優先道路でも、停車しないと過失アリ、になります。
その反論をしようとすると、「うるさい」といわんばかりに手で制し、
その後、自分の言いたいこと。つまり突き当たり路にいるのが
「自転車だったら」「バイクだったら」
と語りました。
唖然とするこちらを尻目に、裁判官は満足そうでしたね~。
地方裁判所では、書証調べをしない、調停も不調となり、わずか数分で弁論が
終わろうとしたので、こちらが「相手が嘘を……」と発言しようとしたら
うるさいとばかりに右手で制して、喋るなと言わんばかりに睨まれました。
地裁では、はっきりと「アナタの心証は悪い」と発言したり、
最初からケンカ腰の裁判官でしたから、諦めましたけれど、
裁判なんてろくでもない、というのはこういうことです。
双方の意見を聞いて、それを判断することはないのですね。
しかも、相手の弁護人は発言することがない。
以前も述べましたが、私と裁判官がやり合うばかりで、
弁護人は発言しない。なぜって? 裁判官が何も訊ねないからです。
こちらには散々、色々と立証しろだの、ここは何メートルだの、といってくるのに、
相手が立証したことは何一つありません。
裁判官から求められないから、発言しないのですね。
そして、こちらから発言しようとすると、裁判官はそれを「黙れ!」と
言わんばかりです。
要するに、裁判官が議事進行を司り、裁判官が判断するから、
裁判官と敵対してしまうと、事実すら捻じ曲げられ、
不利な判決をうける、となってしまうのですね。
私は本人訴訟をすすめしていませんが、弁護士さんのHPにあるような
誰のためにもならない、大変だ、ということではありません。
本人訴訟という制度があるのに、
裁判所も、弁護士も、それをを望まず、
またそれを排除しようとするから、止めた方がいい、
ということなのですね。
これは制度つくって魂入れず。
素人ではいつ発言してよいか? それすらつかめず、終わることが確実です。
極論ですけど、バカを装って、法律の素人であることを盾にとって、
裁判官が早口でまくし立ててきたときや、発言を封じてきたときは、
「私は裁判の進め方や、法律の知識がないので分かりませんが……」と
きちんと丁寧な説明を促してもよいかもしれません。
もっとも、そんなことができるのは裁判官に嫌われてからで、
心証が悪くなってからなのが、残念なところなんですけどね~。