調停には気をつけろ!4

 

 

昨日の予告通り、私が示した調停案について、簡単に記します。

 

その前に、今回の被告はプロパンガスの配送車。

 

その企業は下請けに仕事を発注し、下請け企業から作業員が、

 

そのプロパンガスの配送会社の事務所に出向いて、仕事をしているそうです。

 

そして、そのプロパンガスの配送会社は、リースという形をとっていて、

 

車の所有者は、そのリース会社。

 

車の使用者で、保険契約者はそのプロパンガスの配送会社です。

 

 

 

調停の二回目まで、被告弁護人は「事故に関して書類がない」と主張して

 

いました。びっくり

 

しかし私が「そんなはずがないでしょ?」と質問すると、三回目の調停で

 

事故が起きたとき、すぐに報告書が作成され、リース会社を経由し、

 

保険会社まで上がっていた、と弁護人が主張を変えてきたのです。びっくり

 

でもそうなると、最初に保険会社がまったく異なった事故の状況で交渉をはじめた

 

ことが不自然に思えてきます。キョロキョロ

 

 

 

それに、このリース会社はホームページに

 

事故対応専任班をおいて、契約者をサポート

 

と記されていました。

 

でも、これおかしいんです。ガーン

 

リース会社は保険代理店、もしここが交渉に関わると非弁行為にあたります。

 

簡単にいうと、当事者と弁護士以外は交渉しちゃダメ、という法律です。

 

保険会社は、お金を払うので当事者として交渉することができます。

 

でも、保険代理店は交渉にかかわっちゃダメ!

 

要するに、保険会社に取り次ぎしかできないはずで、サポート? って話です。

 

今回、保険会社が賠償比率を○対△で一切それを変えない、というのも妙です。

 

しかも以前も書きましたが、まったく異なる事故状況で○対△と提案して、

 

正しい事故状況をみとめた後も○対△って変でしょう???

 

 

 

私は今回の構図を、損保ジャパンとBIG MOTORの関係に似ている、と感じました。

 

損保ジャパンが、不正を働くBIG MOTORを黙認、優遇したのは、

 

優秀な保険代理店だったからです。ニコニコ

 

車を売るとき、一緒に保険をすすめ、契約をとりつける。

 

今回のリース会社も、企業との大口の車のリース契約を結ぶ際に、

 

保険も一緒に……となります。

 

保険会社との力関係上、今はリース会社(保険代理店)の力が強くなる。

 

○対△の賠償比率。決めたのはリース会社で、

 

だから保険会社がそれを変更できない。えーん

 

それどころか、その比率を達成するために、最初に事故状況を、

 

自分たちに都合よくなるように改竄。ガーン

 

こちらの保険会社に提案してきたのではないか?

 

偶々、私がしつこく事故状況について確認したため、

 

被告保険会社は言い逃れできなくなり、それを認めたところ、論理が破綻した。

 

後はかたくなに、その○対△を主張する、となったのだと考えています。

 

 

 

上記を踏まえ、調停案は

 

1.リース会社を利害関係人にふくめる、

 

2.プロパンガスの配送会社と、リース会社との関係を明らかにする。

 

3.主張の誤りを認める。

 

との条件を提示。

 

要するに、自分たちが嘘をついて交渉を混乱させたのだから

 

それをすべて詳らかにしたら、○対△でもうけるよ、としたのです。

 

これ、私にとってメリットは何もありません。

 

ただ事実を知りたかった、私に非がないと認めさせるだけで、

 

当初の○対△での和解になるからです。ショボーン

 

 

 

でも、相手はこれを拒否。

 

ただ不思議なことに、この和解案は連絡書という形でだしたので、

 

相手からのアンサーはなかったのですが、

 

裁判官が調停の場に入ってきた、私の顔をみるなり舌打ちし、

 

関係ないことを……」と呟いた。

 

つまり調停がはじまる前に、誰に聞いたのか?びっくり

 

被告側がこの連絡書では調停をのまない、と知っていたのですね。

 

何ではてなマークはてなマークはてなマークびっくり

 

だから裁判官と、相手の弁護人がどこかで連絡をとりあっている

 

としか思えないんですよね~。

 

というより、これまでのことを考えると真っ黒です。グラサン

 

 

 

4回目の調停は裁判官もおざなりで、調停員が交代しているのに何の言及もなく

 

調停は不調に終わりました。

 

これで弁論にもどりましたが、まだまだ変なことが起こります。