調停には気をつけろ!2
裁判所って、基本は『録画・録音は禁止』です。
警察の取り調べも一部可視化がすすめられていて、裁判は公開が原則なのに、です。
だから裁判官が暴走したり、変なことも起きます。
例えば、これは控訴審でしたが、
弁論の場に途中で傍聴席に入ってきた、高齢の女性がいました。
多分、次の弁論の関係者だったのでしょうが、裁判官は女性を追いだした挙句、
鍵までかけて、誰も入って来られないようにしました。
それは一回目でも書いた、調停の提案。
「君は心証が悪い。一審より過失割合が悪くなるかも……。
被告は一審の過失割合より色をつけてもいいと言っている。
調停をうけないか?」
みたいな提案をするときだったので、他の人に話を聞かれたくない、
と考えたのかもしれませんが、人に聞かれちゃまずい話をするから、
録画・録音を禁止するのか? 録画・録音を禁止するから、
ヤバい話を平気でしてくるのか? 多分、両方でしょうけどね。
昨日も書いた、二回目の調停で『裁判官が不機嫌になった』話。
交差点で突き当たり路にいる車が少しでも動いていたら、
停車しないと直進路を走る車にも過失あり、
という話は私の周りでも「何それ⁉」と大評判。
それで「こういうケースはどうなの?」と聞かれたので、
それを裁判官にしてみることにしました。
しかし明らかに不機嫌なまま、
「今回のケース以外のことには答えない!」
とかたくなに拒否されました。
丁字路の事故なんてたくさんあるでしょうし、
判例タイムズまで持参しているのですから、答えられそうなものですし、
何より自分は「突き当たりにいるのが自転車だったら? バイクだったら?」
と今回とは関係ない話をしてきたのに……です。
しかも吟味し、今回の事故に関係するケースだけを訊ねようとしたのですけどね。
さらに、この二回目の調停で驚くことが起きます。
「被告車の車検証をだせ!」と、裁判官が私に言ってきたのです。
しかも、私の隣には被告弁護人もいるのに、です。
私の目を見て、口調もこのまま。
私が「何で私が?」と応じると、慌てて被告弁護人にむけて
「出してくださいね」と丁寧語になったので、
間違いなく、私に嫌がらせをするつもりだったのでしょう。
さらに、この二回目の調停のときに、被告が「私の勤め先は別」の話を
してきたのですが、私が調停の場に入る前から、
調停員がバタバタとホワイトボードに関係性を記載しているなど、
一体いつ、その話を裁判官、調停員が知ったのか?
調停の場でもちだされたわけではないので、違和感もありましたね。
こういうところが、裁判所と被告側弁護人が、
どこでどう連絡をとりあっているのか? 不明な点なんですよね~。
大体、被告弁護人はいつも資料をだすのが遅い!
調停の10日前なんてよい方で、一週間前、
控訴審では、第一回口頭弁論の三日前になって、やっと答弁書がでてきました。
それでこちらが裁判の戦略なんて、立てられるはずもない。
裁判所だって、土日をふくめて三日前に受けとって、
どうやって書証を確認したの
こっちは控訴状を二ヶ月以上前にだしたのに……。
それで、裁判官が何のクレームもつけない、というのも怪しいんですよね~。
二回目の調停のとき、相手から『補助参加の申立書』がでてきましたが、
これも当日。
これが相手の本当の勤め先で、補助参加という形で裁判に参加する、
というのですが、調停の場でそんなことをいきなり言われても……ですよね。
もっとも、これは(仮)で、弁護人もどう処理してよいか?
裁判所もどう処理するか? このときは決まっていなかったよう……。
最終的に「認めるか?」と訊ねられたのは、弁論にもどってからで、
かつ「認めた」ことを盾にとってくるように、本来はこのやり方ではマズイの
かもしれませんよね。
調停では、まだまだおかしなことが起こりますよ~。