裁判所えらびが大切!
裁判所えらび? これってすごく大事。
家の近く? 事故現場の近く?
実は、決まりはありません。だからこそ、自分で決める必要があります。
ズバリ! 地裁一択、です。
簡易裁判所、家庭裁判所は、地方裁判所の支局みたいなものです。
控訴審になったとき、簡裁、家裁からだと、地裁に上がります。
よい言い方をすると、仲間、同僚
悪い言い方をすると、同じ穴の狢
仲間内でたらい回されているのです。
一審の悪口など書こうものなら、その時点で心証が悪い
二審になったとき、高裁になるよう地裁からスタートが吉です。
お役所仕事って、上下関係が重視されますからね。
心理的効果も期待!
ただ、私は簡裁からはじめ、心証が悪い! となって
一審は9割以上、こちらの主張は受け入れられず、嘘と断定される始末。
そこで一審のダメ出しをするような控訴状を提出したら、
二審(地裁)でも攻撃的な裁判官にあたってしまいました……。
同僚を腐され、裁判官の敵とみなされる。
「何、裁判官のやることにケチつけてんだ? あぁ~ん⁈」
です。こうなったら、勝てる見込みはまったくありません……。
交通事故の裁判は基本、二審までです。
一審を簡裁にすると、地裁の中でたらい回されるだけなので、
裁判官と敵対したら、もう終わりです。
だからこそ、地裁スタートが吉なのです。
仮に上告しようとしても、認められないことが大半です。
でも そこで終わらず、戦う術をいくつか紹介しましょう。
すぐ思いつくのは、弾劾裁判……ですが、
これ、ハードルが高い。裁判官訴追委員会に、訴追請求をするのですが、
裁判官の素行、これが重視されます。
この前、被害者を誹謗中傷した裁判官が罷免されましたが、
犯罪とか、素行不良でないと弾劾裁判は開かれません。
裁判所総務課への、不服申し立て(裁判所法80条)
これ、判決は変わりません。
高裁に提供すると、裁判官再任評価情報として、裁判官の査定に響きます。
地裁に提供すると、裁判官人事評価情報として、やはり査定に響きます。
要するに、態度が悪かった裁判官への嫌がらせ、仕返しができます、
といった感じです。高裁、地裁、いずれも総務課に送付します。
最高裁判所への不服申し立て(裁判所法82条)
これ、結構重みのあるもので、
明らかに法令に違反し、または裁判官に与えられた自由裁量や秘書官に与えられた判断権を逸脱した場合には、司法行政の監督権が及ぶ
とされ、各部局により対応することが法的に決められています。
ただし、裁判所法82条に該当することが重要で、
それがないと、単なる苦情として処理されます。
書式は難しいですが、裁判官の態度、判決に不満があれば、
チャレンジしてみるのも手。
ただ、本人訴訟だと書式はかなり難しい! とは指摘しておきます。
交通事故って、上告がみとめられていない……特に、本人訴訟では
だからこそ、一審に力を入れる!
そのために、地裁からスタートする!
この鉄則を忘れず、裁判所選びから考えていきましょう。