LP
〜ライフパートナー〜
第2巻
おざわゆき
おざわゆきさんの「LP〜ライフパートナー〜」第2巻を読みました^ ^
東京で美容室を営むミチル
田舎で床屋を営む
お父さんが倒れたと
お母さんから連絡が入り
急いで病院に駆けつけると
お父さんの若い頃に
よく似た青年を
見取りAIだと
紹介されます
一瞬意識が戻ったお父さん
見取りAIのことで
気になることを
ミチルに言い残し
なくなってしまいます
お父さんに言われたことで
AIのことが気になるミチルでしたが
いつまでも
東京のお店を
休んでいるわけにも
いきません
一旦東京に帰って
AIくんのことを
見守ることにします
美容室を再開しますが
お客さんは戻って来ません
近所にチラシを配布していると
新しい美容室が
開店していることを発見
新しい美容室ではAIを導入
カウンセリング
シャンプー
トリートメントを
AIが行うため
価格を抑えることが
できています
AI美容室に対抗できるのは
何かを考え
深夜も営業することにする
ミチル
少しずつ
お客さんが戻って来ました
しかし
ミチルの疲労が溜まっていきます
ある日
美容室で眠ってしまった
ミチル
朝、実家から
「おはよう」電話が入り
電話に出ます
お母さんとAIくんと
会話している途中で
倒れてしまった
ミチル
貧血と過労だと
お医者さんに言われ
自宅で休んでいます
またお店を休まないと
いけないと落ち込むミチル
そんなとき
東京駅にはAIくんの姿が…
で終わった第1巻
第2巻はミトリくん
(見取りAIなのでミトリという名前になりました)がミチルの家まで来てくれました
びっくりしたミチルは
お母さんにテレビ電話をかけます
倒れたミチルを見て
お母さんが東京に行こうとしましたが
それを止めてミトリくんが来たとのこと
大都会に来たこともなければ
大勢の人の中にいたこともなかったミトリくんは度々フリーズ^ ^
8時間かけてやっとミチルの家に辿り着いた
ミトリくんは外見がボロボロ
「これで新幹線の乗り方は学習できたぞ」
とかわいいことを言う♡
お母さんは「1週間くらいミチルの様子を見てやってね」とミトリくんに言います
体調が良くないこと
お店のこと
お母さんのことなど心配事が重なってイライラするミチル
しかも1週間もミトリくんがいることで感情が爆発
ミトリくんにひどいことを言ってしまいます
ミトリくんは
「ごめん」
「ミチルの元気な姿を見届けたらすぐに帰るよ」
と言います
このときの寂しそうなミトリくんの顔
キュッと胸が締め付けられます
早速、持参したお米・野菜・鍋で料理を始めるミトリくん
お母さんのレシピで作ったご飯は
ミトリくんが作ってもお母さんの味がします
「おいしい」と言って食べるミチル
ごはんを食べてぐっすり眠り仕事に復帰したミチル
何かあったらお母さんに叱られるとミトリくんも美容室について来ました
従業員の朗弘(あきひろ)くんには弟だと紹介
お客さんは午前中に2人みえただけ
手持ち無沙汰なのでミチルがお昼を買いにコンビニへ
一緒に来たミトリくんに
AI美容室にお客さんがたくさん入っているところを見られてしまいます
「ミチルはこの店と戦っているのか?」
と言うミトリくん
「そうだよ」
「うちはこのお店からあぶれたお客さんに
来てもらってなんとかつないでいる状態」
と言いながら涙が出てくるミチル
「ミチル、奪われたなら取り戻そう」
と言うミトリくん
「えっ」と言うミチルに
「オレと一緒に店を取り戻そう」
と言うミトリくん
「美容業界のこと よくわかっていないミトリがどーやって?」
と言うミチルに
時間をくれればデータを分析し
戦略をたてると言うミトリくん
「あなた一週間で帰るんでしょう」
とミチルはミトリくんに言いますが
「延期する」と言うミトリくん
延期するなんてとんでもないと言うミチルに
お母さんに聞いてみようと言うミトリくん
お母さんに延期する理由を話して
店がうまくいっていないからと言えば
お母さんを心配させてしまう
お母さんを心配させたくないミチルは
「言えない」と言います
「じゃあミチルはこのままでいいのか」
とミトリくんは言います
「よくはないけど、それとミトリの居残りは別でしょ」とミチル
「ミチルひとりで何か出来るのか」
「AIは願望を持たない」
「○○したい」
「○○が欲しい」
「そうい感覚がわからない」
「だが見取りAIは相手の顔色 声色で何がしたいのか 困っているのか推測し行動する」
「もしオレが人間だったら今はこういう願望を持つだろう」
「ミチルを助けたい」
と言うミトリくん
キャー♡
データを取るためにミチルに黙って
AI美容室に来たミトリくん
ミトリくんが東京に来る前に
実家でボヤがありました
お母さんが揚げ物をしようと
油を火につけっぱなしにして居眠り
ミトリくんは床屋さんを掃除中
実家に取り付けたカメラで
このことを見つけたミチル
ミチルは家に電話しようとしますが
アプリが不具合を起こして電話できません
急いで消防に電話をかけると
その信号をキャッチしたミトリくんが
サッと台所に向かいます
火元に顔を近づけ油だと特定
空気を遮断するために
床屋さんで使っているケープを持って来て
鍋を覆い消火
火元を顔に近付けたときに
髪の毛もチリチリになってしまいます
髪の毛を整えようと
お母さんがカットしてくれます
「奥の方までチリチリだね」
「もう少し切ってもいい?」
とミトリくんに聞くお母さん
ミトリくんは
「構わないが…」
「オレの頭、もう新しい毛は
生えてこないがそれでもいいか?」
とお母さんに言います
それを聞いたお母さんは
ミトリくんが人間じゃないと実感します
泣きながらミチルに話すお母さんに
かっこ悪いけど
そのままにしておいてと
言われていました
AIのカウンセリングを受け
AIにシャンプーをしてもらい
いよいよ美容師さんがカットを始めたとき
全力で走ってきたミチルに連れ出される
ミトリくん
「あと少しで相手の技量がわかったのに」
とミトリくんに言われるミチル
「ダメだよ!
だって、あなたの髪切ったら
もう生えてこないでしょ」と言います
「そうだが」
「オレの頭でデータが取れるなら有効活用だ」と言うミトリくん
黙って偵察に行ったことを
ミチルの咎められますが
「やれることは全部やらなければ」
「一刻もはやく」
とミトリくんは言います
ミチル、ミトリくん、朗弘くんと
近所の居酒屋さんで作戦会議
この居酒屋の店長さんは
先日、ミチルとミトリくんが道で話しているとき自転車のブレーキが効かなくなって
2人に向かって突っ込んできたところを
ミトリくんに止めてもらい
「おわびとお礼かねてごちそうするんで
今度お店に来てください」
と言われていました
居酒屋さんに貼ってあるチラシに
100円で食べられるチーズフォンデュが紹介されているのを見たミチル
店長さんが
「自信作なんですけど食べてもらわないとわからないでしょ」
「原価無視の大サービスです」
と話してくれます
ミチルは「これだ!」と思いつきます
朗弘くん、ミトリくんに
「来週全メニュー半額キャンペーンを行います」と宣言
まずは来店してもらい
うちの良さを知ってもらう
キャンペーンのサブスタッフは
ミトリくんにしてもらうことにして
あと1週間東京にいてもらうことを
お母さんに了承してもらいます
キャンペーン初日
予約のお客様がみえました
「カットでよろしかったですか?」
と言うミチルに
どーしたいのか全然決めてなくて
と言うお客様に
すかさずタブレットをお渡し
お客様に好きな髪型の方をスワイプしてもらい
最後にお気に入りのスタイルを見比べることができるというサービスも始めました
シャンプーはミトリくんが担当
あまりの気持ちよさに眠ってしまったお客様^ ^
カットはミチルがお客様の髪のクセを活かした髪型に仕上げていきます
SNS用の写真は朗弘くんが撮影
お客様も満足してくださったよう^ ^
キャンペーン期間中の予約が埋まり
SNSでも反響が出てきました
通常営業の予約も順調に入るようになってきたので
キャンペーンが終わりミトリくんは実家に帰って行きました
AIだからこそのデータ分析力があったり
人間じゃないから人間なら普通にできてることができなかったり
AIなのに心配してくれたり
心をいろいろ揺さぶってくるミトリくんがかわいすぎる♡
本日はこのブログにお越しいただきありがとうございます(^_^)