豊島園、最後の花火 | 本物の館 健康でわくわくした人生を目指して

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「豊島園が無くなる!」

15年位前からず~っとうわさがありました。なかなか実現しなかったので気にしていませんでした。しかし、今回は本当に無くなってしまうようです。

現実に終わってしまうことを聞くと、悲しくなって、自分でもびっくりしました。子供のころから、そこにあることが当たり前の場所でした。

 

今年の夏は、毎晩、7分間だけ花火を打ち上げています。最後だというので久しぶりに石神井川沿いまで歩きました。最近は、近所からのクレームがあるため、あまり上空まで上がらない花火になっているようです。建物がさえぎらない川沿いのような場所に行かないと見えないのです。

迫力にはかなり欠けるのですが、それでも子供のころを思い出し、懐かしさでいっぱいになりました。

 

 なんと50年位昔の話になります。土曜日の夜、打ち上げの10分前位になると母親や兄弟と花火が良く見える場所に向かいました。歩いて5分位の大きな畑の前に行ったことを覚えています。

 歩いて行く途中に、近所の知り合いも家から出てきます。見やすい場所には大勢の人が集まり、中には友達もたくさんいて楽しい時間でした。 確か30分くらいだったと思います。一番見事な花火が打ち上げられ、終了します。子供にしてみると、華やかだった分、うちに帰るのは寂しかったように記憶しています。

 

 今は無くなってしまったローラースケート場での思い出は、ケガをしたことでしょうか…。自己流で、なんとかすべれるようになった時、バランスを崩して尻もちをついてしまいました。その時、後ろからすべって来た大人の人に手をひかれてしまいました。

「痛っ!」

 手を見ると、血まみれになっていました。治療室に行き、帰りは包帯ぐるぐる巻きです。

 なぜか、ローラースケートというと『カーペンターズ』の曲を思い出します。スケート場で曲が流されていたのかもしれません。

 

プールでの記憶もありますが、やはり懐かしいのは、乗り物ですね。

『マッドマウス』という二人乗りの小さなジェットコースターがありました。私は、子供のころから高所恐怖症でした。

…これはジェットコースターと比べたらこんなに小さいので大丈夫だろう…

いとこと一緒に乗りました。車両が、最初に頂上に運ばれ、傾斜を降り始めます。いきなり直角に右旋回、その時、前にレールが見えません。まるで空中を飛んでいる感じでした。

…こんなの、いつレールから外れてもおかしくない…

恐ろしくて、口もきけないでいると、いとこは、楽しくて大騒ぎしていました。

…こいつはバカなのか?…

と思ったほどです。

トラウマになってしまった私は、おかげで、サイクロン(ジェットコースター)には小学校高学年になるまで乗れませんでした。友達が皆乗っているのに乗れないんです。私のコンプレックスの一つでした。

 

 最後まで残っていて人気があった『ミステリーゾーン』。怖かったですね。先日、中学生の娘が3人で豊島園に行きました。ミステリーゾーンは二人乗りです。じゃんけんで負けた人が一人で乗ることになったそうです。

 娘は、じゃんけんで負けたら乗らないつもりだったそうです。それを聞いて笑ってしまいました。しかし、よく考えてみたら私も一人で乗ったことはないし、たぶんその時は乗れなかったな~と思いました… 怖いんですよ。

 

 ミステリーゾーンの建造費は、3億円に対して、『アフリカ館』の建造費は倍の6億円(実際は10億円のようです)と言われ、アフリカ館というアトラクションが始まりました。「あんなにすごいミステリーゾーンの倍もかかったのでは、すごいに違いない!」と言って大変な人気でした。いつでも行列しているのです。

大昔のアフリカをジープに乗って体感できるというもので、確かに迫力があり、子供にしてみれば、本物のように見えました。

しかしアフリカ館は、大分前に解体され、今ではトイザらスになっています。残念に思った人も多いのではないでしょうか?

 

 豊島園が無くなってしまうことを、残念に思っておられる方は多いではないでしょうか。昔、各地で反映した遊園地はどんどんなくなっています。経済的な採算を考えるとむずかしいのでしょう。

そんな中、よく今まで頑張ってくれましたと、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

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