「ガン患者の方は、ほとんどが体内のリンパ球の減少によって免疫抑制の状態になっています。」
故 安保徹 新潟大学教授
血液中のリンパ球の割合は、健康な人は通常35%程度なのですが、ガンの患者さんは30%未満になっていて免疫抑制の状態なのだそうです。ところがリンパ球を増やす生活スタイルに移行することによって、リンパ球の割合が30%を上回ってくるとガン細胞は退縮し始めるということです。
ではどうすればリンパ球の比重が高くなるのか?
顆粒球という白血球の成分の一種があります。外部から侵入した細菌などと戦ってくれます。しかし、顆粒球が増えると、反比例するようにリンパ球の比重は減ってしまいます。
顆粒球は、私達の自律神経が交感神経優位な状態に傾くと増えます。交感神経を緊張させる原因は、おおざっぱにはストレスです。薬を多用することも交感神経を緊張させるようです。最近は薬を大量に飲まれる方が増えているのではないでしょうか。
感情を抑え込むことも交感神経を緊張させます。辛さ、悲しみ、腹立ち、悔しさなどで感情が高ぶるとストレスが生じて交感神経が緊張しますが、それを我慢するほど強くなるようです。
我慢は良くないということです。『泣く』という行為は副交感神経の働きです。交感神経の高ぶりを揺り戻すために起こる現象で、自律神経のバランスをとるのだそうです。子供が大泣きしたあとにケロッと機嫌を直すのもそのためかもしれません。
交感神経緊張の状態にあるのか、どうかは次のようなことからも分かります。
睡眠不足である、肩こり・腰痛がある、胃炎・胃潰瘍がる、アルコールの過剰な摂取がある…など
ストレスを解消して免疫力を上げるためには、緩める、リラックスする、楽しむ、暖かい物を飲食する身体を動かすことなどが必要です。
特に、筋肉は下半身が体全体の3分の2を占めているので、これを重点的に鍛えたり、動かしたりすることが重要です。血流が上がり、体温も上昇するだけでなく、精神的にも発散でき、副交感神経が刺激されます。
健康増進機器として認定されたバイオエスペランサという私達の体に装着する製品があります。認定の内容は、
『本製品は、熱源を必要とせずに常温(体温レベル)で高い赤外線放射機能を発揮する素材を用いて装着部位を温めることができ、身体を温めることで筋肉温度の低下防ぎ、リラックスさせることから体調改善機器として認定する』
というものです。
交感神経優位に傾いた体調のバランスを取り戻すには、身体を温めることが重要です。しかし、電気を使えば、そこに電磁波があり、それも交感神経刺激要因になってしまいます。